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パネラーから何を引き出すか

今回、私がファシリテーターとして関わる「働き方改革」のパネルディスカッションのパネラーは、学校の先生、管理職、教育委員会の指導主事、地域の方当、様々な立場の人たちである。

どのように話を振っていけばよいのか考えてみる。

質の高い教育活動に専念できる環境をつくるため、それぞれの立場からみた取組状況や現状、課題などを共通理解し、ウィズ・コロナの働き方改革の在り方について、建設的な意見等を引き出したいと考える。

まずは、各パネラーに自己紹介をしてもらった後、働き方改革に関わる取組、現状等を簡単に話してもらう。

まず、教育委員会の指導主事から、行政の取組とその成果や課題について、その後、管理職を含めた学校の先生方に、学校の現状を話してもらう。

ここでは、行政の取組(知らない人もいる)や客観的なデータによる自治体全体の実態や、学校の取組やリアルな現状を共通理解することがねらいである。また、働き方改革は、誰かが行うのではなく、教育委員会、地域、学校、先生方一人一人が協力して行わないとできないことを確認する。

次に、課題として出されたことをいくつかピックアップし、少し深く掘り下げて現状を聞き、改善のヒントとなる建設的な意見等を、学校の先生や地域の方から引き出すようにしたい。

教育委員会の指導主事には、課題解決の参考となる取組を行っている学校例を挙げてもらったり、教科担任制や働き方改革モデル校での実践を紹介してもらうようにしたい。

最後のまとめとしては、取り組むことが目的化しないように、働き方改革の目的を踏まえながら、取組内容の優先順位や工夫等を図っていく必要があること、働き方改革に関する様々な取組を行った結果、教育活動に専念できる環境になったのか、実際に質の高い教育活動がなされているのか、それによって児童生徒はどのように変容したのか振り返ること、誰かに頼ることのない持続可能な働き方を考える必要があることなどを伝えたいと考えている。

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