「2割共有」という考え方                  ~私の働き方改革 5年~10年編②~

「人は考え方を手に入れたとたん、頭のよくなる生き物である。」

NHKの「テストの花道」の冒頭で紹介されていた言葉である。

頭がよくなったかどうかは定かではないが、「考え方」を手に入れることによって、仕事の仕方が変わってきたのは確かである。

小中合同「研究公開」を控えていた教職9・10年目は、研究主任としても、小中合同「研究公開」を控え先輩方の力をお借りしながら、研修の計画立案・実施、関係者との連絡調整、提案授業など多くの業務を行っていた時期である。

この時期に手に入れた考え方がある。

それは「2割共有」である。

全体の2割を考えた時点で、同僚や上司とその内容を共有し、フィードバック等をもらい、そのフィートバックの内容を踏まえて、詳細を詰めていくという考え方である。
                                             ある程度、完成してから提案すると、大幅な修正等があった場合、途中から、もしくは、場合によっては、はじめからやり直しなんてこともある。

「2割共有」で早めに情報を共有することで、その方向性やねらい、前提条件が間違っていないかを確認することができる。結果、仕事を効率的に速く終わらせることができる。

メリットはそれだけではない。
チームで目標達成するためには、順番に情報の共有、思いの共有、目標の共有が大切であると言われるが、「2割共有」の考え方で行動することで、情報・思い・目標の共有もできてしまうのである。
                                          ややもすると、教師は、個人プレーで仕事をしがちになることがある。
それを改善する上でも、「2割共有」は大切な考え方である。
  

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