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繊細な人が自分らしく輝けない理由


最近、INFJ/HSPさん向けに記事を書いてきましたが、今回はもっと大きなくくりとして“繊細な人”に向けて記事を書いてみます。




で、さっそく本題なのですが、繊細な人が自分らしく輝けない理由として私が思うのは…




普通・・にとらわれて、戦うフィールドを間違えている




ということです。

なんとなく、ピンときた方もいるのではないでしょうか。

というのも、最近読んだ本に、

“鳥は徒競走では勝てない”

というフレーズがあり、私は脳天を直撃されたような衝撃を覚えました。




繊細は、強みです。

繊細さんは人とは違う感性を持ち、独自のセンサーで自分の未来を切り開いていく“力”を持っています。


けれど、“鳥が徒競走で勝とう“としていると、当然その力は発揮されません。

鳥は空を飛ぶべきで、速く走れるかどうかを競うべきではありません。

人は一人ひとり輝ける場所を持っています。

そして、一人ひとりにしか開けられない扉があって、鍵があるのです。


繊細な人は、本来とても優秀な人たちです。繊細は才能です。

ただ、他の人と同じフィールドで戦おうとすると、

受け取る情報量の多さ
高い考察力
理想に対するこだわり
真摯に丁寧に取り組む姿勢

これらの強みが、活かせなくなってしまうときがあります。

繊細さんはマルチタスクが苦手と言われています。

しかし現場では、“満点を目指すより平均点を量産してほしい”とか、

“そこそこでいいから同時進行でより多くの人に”と要求され、それに応えられない時があります。


そんなとき、自分はなんてダメな存在なんだろうと落ち込んでしまいます。

自分は満足に仕事もできないと落ち込み、他の人と同じように臨機応変に立ち振る舞えない自分の繊細さを忌み嫌い、自己嫌悪に陥ってしまうのです。

それはまるで、自分の持っている鍵で開けたい扉が開かず、途方に暮れてしまうような状態なのです。


これまで私自身、自分の持っている鍵で他の人が開けられる・・・・・・・・・扉が開けられないことに、もどかしく思い、そんな自分を恥じていました。


私は前職で、自分より一回りも年下で仕事も優秀で、しかもみんなアイドルのように可愛い人たちばかりの職場で、圧倒されていました。

自分は入った初日に辞めたいと思ったのに、みんな若くて優秀で可愛くて何よりたくましくて、それに比べて自分はなんて仕事ができなくてダメな存在なんだろうと感じていました。

結果、半年も持たずに退職してしまったのですが、今思うとそれは自分がダメだったのではなく、戦うフィールドを間違えていただけだったのです。

あなたそこで働くべきじゃないよねっていう場違いな場所を選んでしまっていたがために、自分の繊細さがすべて裏目に出てしまっていただけだったのでした。



私たちは、自分の“鍵”を変える必要はないのです。

自分だけが開けられる扉は、かならず存在しています。

それを、自分の鍵と合わない扉ばかり選んで開けようとしても、無理があるのです。


鳥は徒競走では勝てません。

鳥が速く走ろうとしても意味がありません。

それを見ている誰もが、空を飛べばいいんじゃね?とツッコみたくなります。

鳥は空を飛べばいいのです。立派な翼があるのです。

ただ、空気が悪い所だったり、飛行機がビュンビュン飛び交うようなところを選ばないよう注意しないといけませんが、

鳥は空を飛んでいいのです。飛ぶべきなのです。



私が必要だったのは、自分の鍵をなんとか曲げたり折ったりして形を無理やり変えることではなく、

自分の鍵にあった扉を見つけ出すこと、ないならないで、むしろ自ら扉を作り出せばいいという発想を持つことでした。



本来、自分が“一番になれる選手権”は、一人ひとりが持っています。

一人ひとりに参加する権利があり、一番になることが保障されているのです。

そもそも、誰かと競ったりする必要はありません。一番になろうとせずとも、自分らしさを発揮していれば、人はみんな唯一無二の存在になれます。

誰かと自分を比べていても、意味がないのです。それは“自分いじめ”にしかなりません。

繊細さんには繊細さんのよさがあります。それを、ただ伸ばしていけばいいのです。

繊細さんが必要なことは、自分の鍵を無理に変えようとするのではなく、自分の鍵に合った扉を見つけること。ないならないで、作ってしまえばいいと思うこと。

自己嫌悪に陥るのではなく、ほんの少しの勇気を持つこと。




これが、長年迷走してきた私がたどりついた結論です。


何か少しでも、生きづらさを感じている方の参考になれば幸いです😌




ここまでお読みいただき、ありがとうございました🍀


◆追記◆

繊細さんにぴったりの言葉に出会ったので、載せておきます。

“Don't dim your light. The world needs your unique talents and gifts.

Shine brightly."

あなたの灯りを消さないでください。世界はあなただけが持つ天性の資質や才能を必要としています。

あなたらしく輝いてください。

Self-care Cards: A 52-card Deckより


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