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『英語の未来』と『英語教育の未来』が矛盾している



2021年度から
英語教育では
中学英語の学習要領が変わりました。


中学の英語は、一言で言えば
難しくなった


ということです。


昨年の2020年度は
小学校の英語教育の指導要領が新しくなり


3、4年生から「外国語活動」
5、6年生からは「外国語科」


がスタートして
5年生からは評価も始まります。



今回
中学校英語では
小学校でスタートした英語教育の延長線上に


これまでは高校で習ってきた
「仮定法」などを含む
複数項目が


中学校の内容に降りてきて


必須単語数なども
かなり増えるので


難しくなるから大変になるよ!


というのが巷で言われていることです。


これらの英語教育は
「コミュニケーション能力の育成」

と文部科学省は言っていますが



「総務省」や「経団連」が描く
これからの未来には
あまりそう感じられません。


英語コミュニケーション能力を
必要としなくても
よい未来


が感じられます。


同じ国の方針ながら
教育分野と経済分野
では向かっている方向が違う…
矛盾している…


というのが私の感じるところです。


さて


「society5.0 」


という言葉を
聞かれたことはありますか?


wikipedia によると

「society5.0」とは
日本が提唱する未来社会のコンセプト


狩猟社会(Society 1.0)
農耕社会(Society 2.0)
工業社会(Society 3.0)
情報社会(Society 4.0)

人類がこれまで歩んできた社会に次ぐ第5の新たな社会
(society5.0)


が次に目指されている社会です。


今私たちが暮らしている情報社会と
次の社会とどこが違うのか?


というと


私たちは今
必要な情報をインターネットなどで
探しに行きますが


次の時代には
AI技術により
必要な時に自分の目の前に
透明なバーチャルな画面が出てきて
AIが教えてくれる


まさしく
ドラえもんの世界のような
スピリチュアルでも言われている
5次元の世界


に向けて
経済界、世の中は動いているようです。


にわかには想像しにくいですが
こちらの動画を見ると↓

なんとなく


イメージできると思いますので
ぜひ、一度ご覧になってみてください。


☆経団連の動画(英語の話は1分12秒ごろから)


☆総務省の動画(英語の話は1分25秒ごろから)


これら2つの動画では
すでに
いわゆるAI自動翻訳機で
外国人と
コミュニケーションをとっているシーンが
見られます。


言語の違う4人が
イヤホンを使って
同時通訳のような音声を通して
それぞれの母国語で
話し合いをしているシーンも見られます。


これらは
低遅延通信という技術を使っており


現在はまだ色々な問題点があるようですが
近い将来
アップデートされて
もっと身近に出てくるのではないでしょうか?



また
日本にいると
実は英語を使う機会がなかったりしますが

以下の動画は
英語が話せなくても


自分の熱い想いや、やりたいことがあることで
海外の人とつながっていく様子

描かれています。


☆産総研の動画①(英語の話は1分35秒ぐらいから)


☆産総研の動画②(英語の話は3分ごろから)


このような未来が見えている時
自分の子どもには何が必要なのだろう?


と考える必要があるのでは?
と思います。



さて冒頭の
中学校の英語が難しくなった話に
戻りますが


経済界が向かっている方向は
それは
スピリチュアルでも言われていることと重なります。

詳しくはこちらを読まれてみてください↓


ですので個人的には


今回の中学校の英語教育改革のように
英語教育のハードルを上げる必要はないのでは?


と考えています。



そもそも、2018年を起点とした英語改革、
審議されたのはいつの話なのでしょうか?


大学での英語教育改革は2024年からと言います。
その頃には
AI翻訳がかなり浸透しているかもしれないと思います。


もちろん
自分でコミュニケーションを
たくさんできた方が楽しいでしょうが


それよりも
まず自分の熱い思いや
やりたいことがないと


外国人と繋がれない時代になっていくのでは?
と思います。


なぜなら
これからは個性の時代で
個性と個性が結びついていく時代になるからです。


詳しくはこちらをご覧ください。↓


それでもいい会社へ入るため
いい大学へ行かせないと
将来が不安だから…


という方へ
こちらも参考にされてみてください。↓


さらに


これから移行していく5次元では
自分の感情や気持ちが
未来を作っていく


というお話をしましたが


英語をどんどん難しくしていくことで
嫌になる子どもたちも増えていくでしょう。


つまり
その子どもたちの未来も
楽しいものではなくなると
思います。


詳しくはこちらを読んでみられてください。↓


☆まとめ☆


今進められている英語教育改革は

経済界の技術の開発の未来と
同じ方向を向いていないのでは?
もっと言うなら
時代遅れなのでは?


という私の考えでした。


私が何より心配なのは

どんどん高度な英語教育を目的にすることで
同時に英語嫌いな子どもを増やしてしまうこと

そして


自己肯定感の低い子どもたちを増やしてしまうことに
つながってしまうこと


です。


目標を掲げて
到達点から下へ割り振るのは簡単だけど


そこに伴う
心の動きが計算されてないな…


と感じています。







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