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「推し」が好きなタイプとは限らない

私が今までファンになったアイドルやアーティスト、バンド...エンタメ関係の統一感はなく、そして熱しやすく冷めやすい。

直感で好きになり、とことんハマってしまう。そして時々普段起こさないような大胆な行動をして、私の中でなにか極めると冷めてしまうのです。
そのため、ものすごい数の今で言う「推し」がいた。

今回は中学生の時の話し。

中学生の時に「THE ALFEE」というバンドの「メリーアン」が大ヒットした。
そして、「星空のディスタンス」のイントロで高見沢俊彦さんのギターを聞いた瞬間、私の心は奪われた。(エレキギターの音に(^^♪)

私は、中学後半から洋楽、ロック、そしてへヴィメタルまでハマり、高校ではガールズバンドを組むくらいだから、今思うとALFEEがバンドにハマる原点だったのかも知れない。

テレビの録画を何回も見たり、カセットを何回も聞いたり、どっぷり浸かっていた。

よく行くレコード店に、高見沢俊彦さんのポスターが貼ってあり、私は店長に直談判して、張り替える時にそのポスターを貰った。嬉しかった。

そのポスターを部屋の天井に貼り、高見沢さんを見ながらひたすら曲を聞いていた。


そして遂に、家から近い大ホールにALFEEが公演に来ることになった。
どうしても行きたかったけど、大人気でチケットが取れなかった。

それでも、私は諦めきれず、当日券が午前10時から数枚販売すると知り、私は、前日の夕方からホールの入り口に友達と並ぶことにした。
学校が終わり、徹夜になるからお菓子や飲み物を用意し、ホールの入り口に行くと私たちが1番だった。
そこから、次の日の10時までひたすら待った。
夜になると続々と当日券目当ての人が増えてきた。
子供は私たちだけだった。
(ごめんなさい…<(_ _)>)

同じ目的で一夜を共にする人達。不思議と連帯感も沸き、周りの人達と皆で歌ったり、差し入れまで頂いた。

そして、いよいよ当日券発売開始。
なんと当日券は1枚だった!
この1枚のために沢山の人が並び、そして残念そうに皆帰って行った。

友達は元々ファンではなく私に付き合ってくれただけだったので、私はその当日券1枚を手にしたのでした。


やっと手にしたチケットの席は3階席の1番端でした。
それでも、私の人生、初のライブを生で聞いた演奏は今でも覚えている。

そして、ここが、私の「THE ALFEE」のピークだった。
他のロックも聞くようになり、少しずつ熱も冷め、天井のポスターもいつの間にか剥がしていた。


しかし、この高見沢さんファンの私の印象が、母の頭の中で強く残ってしまった。
テレビで高見沢さんを見るたびに母は、
「Aは高見沢さん見たいな人が好きなタイプなのよね~」と言う。
ファンだからって好きなタイプと限らないと思うけど、母には上手く説明ができないから、「そうだったけ~」と言ってごまかしている。

そして、久しぶりにYouTubeで「星空のディスタンス」を聴いてみた。
エレキを弾く高見沢さんはやっぱりカッコよかった(^^♪







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