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「個人の時代」に、嫌われモノの〈広告〉〈メディア〉はどう生きるか?――徳力基彦×境治 新刊刊行記念トーク配信

配信内容

『自分の名前で仕事がひろがる 「普通」の人のためのSNSの教科書』(朝日新聞出版)を刊行されたnoteプロデューサー/ブロガーの徳力基彦さん。『嫌われモノの〈広告〉は再生するか――健全化するネット広告、「量」から「質」への大転換』(イースト・プレス)を刊行されたコピーライター/メディアコンサルタントの境治さん。刊行を記念したお二人によるトークを、ヒマナイヌスタジオからリアルタイム配信します。

【日時】9月11日(金)20:00~
「ヒマナイヌスタジオ高円寺」より、対談収録を同時無料配信。

【出演者】
徳力基彦(とくりき・もとひこ)
note株式会社 noteプロデューサー/ブロガー。アジャイルメディア・ネットワーク株式会社 アンバサダー/ブロガー。
1972年生まれ。NTTやIT系コンサルティングファーム等を経て、アジャイルメディア・ネットワーク設立時からブロガーの一人として運営に参画。代表取締役社長や取締役CMOを歴任し、現在はアンバサダープログラムのアンバサダーとして、ソーシャルメディアの企業活用についての啓発活動を担当。
note株式会社では、noteプロデューサーとして、ビジネスパーソンや企業におけるブログやソーシャルメディアの活用についてのサポートを行っている。
個人でも、日経MJやYahooニュース!個人のコラム連載など、幅広い活動を行っており、著書に『顧客視点の企業戦略――アンバサダープログラム的思考』(共著、宣伝会議)、『アルファブロガー ーー11人の人気ブロガーが語る成功するウェブログの秘訣とインターネットのこれから』(共著、翔泳社)などがある。

境 治(さかい・おさむ)
1962年、福岡県生まれ。東京大学卒業後、広告会社I&Sに入社し、コピーライターになる。93年からフリーランスとして活動後、映像制作会社ロボット、広告代理店ビデオプロモーションに勤務したのち、2013年から再びフリーランスとなり、メディアコンサルタントとして活動中。株式会社エム・データ顧問研究員。有料マガジン「テレビとネットの横断業界誌 MediaBorder」発行。
著書に、『赤ちゃんにきびしい国で、赤ちゃんが増えるはずがない。』(三輪社)、『拡張するテレビ』(宣伝会議)、『爆発的ヒットは”想い”から生まれる』(大和書房)などがある。

【対談テーマ(予定)】
1)「炎上マーケティング」は本当に成立するのか?
2)なぜブログ時代に二人は有名になれたのか?
3)「個」が注目を集める今、「広告」や「メディア」の役割とは?

対談内容について(予定)

※以下の内容は、あくまで予定です。

テーマ1)「炎上マーケティング」は本当に成立するのか?

境治さんは、かつて田端信太郎さんの講演記事に対して、こんな記事を書かれていました。

「広告は嫌われている、という錯覚について」(アドタイ)


そこには、「広告」を拡大解釈することへの違和感があったかと思います。

一方、徳力さんは、『「普通」の人のためのSNSの教科書』の中で、「基本的に“炎上狙い”はお勧めしない」として、「炎上」への対処法をつづっています。また、SNS上で起こった「田端大学」の炎上騒動に対して、こんな記事を書かれていました。

「廃棄前提おじさん騒動で考える、巻き込み炎上の唯一の対処法」
(Yahoo!ニュース個人)

「注目を集めること」「知名度を上げること」が大事とされる現代において、「炎上」は一つの戦略として、「炎上マーケティング」などとも言われています。
果たして、企業にとって、あるいは個人にとって、「炎上」には本当にメリットがあるのでしょうか。


テーマ2)ブログ時代になぜお二人は有名になれたのか?

境さんも徳力さんも、「ブログ」全盛時代に、「ブロガー」として注目を集め、それを今の仕事にも生かされています。また、「Yahoo!ニュース個人」のオーサーとしても、ご活躍中。
お二人はなぜ、「ブログ」を書くことにし、それを続けられたのでしょうか。また、「個人ブログ」と「仕事」がつながった理由とは?
一方で、現在はSNSやnote、YouTubeなどでの発信がメジャーとなっています。「ブログ」時代と「今」で、変わったことはあるでしょうか。


テーマ3)「個」が注目を集める今、「広告」や「メディア」の役割とは?

「インフルエンサー」が一般的になり、三省堂の「今年の新語」2位に選ばれたのは、2017年の話。もはや当たり前の言葉となり、下手なメディアや広告よりも、よほど拡散力を持った「個人」がいます。
そんななかで、企業としての「広告(広告代理店)」や「メディア(新聞、テレビ、ラジオ、出版)」の役割は、どのように変わっていくのでしょうか。


著書紹介

徳力基彦さんの新刊
『自分の名前で仕事がひろがる 「普通」の人のためのSNSの教科書』(朝日新聞出版)

【内容紹介】
組織で働く人は炎上や秘密漏洩を恐れて、ネット発信に及び腰だ。しかしそうした「普通」の人ほど仕事上のメリットは大きい。本書はバズる・稼ぐのではなく、組織に属しながらビジネスチャンスを広げることを目的としたやり方を伝授する。

【イースト・プレス編集者からのコメント
「SNS」に関する実用書は、「インフルエンサー」になる方法や、いかにして「バズ」を生み出すかのHow To本が多い印象がありますが、この本は「サラリーマンが仕事に生かす」ためにSNSを活用しましょう、という内容です。
徳力さんの実体験を踏まえながら、まったく無理のない範囲での「SNS活用法」が丁寧につづられています。よく実用書は読んだら読みっぱなし、ということになりがちですが、この本は本当に読んだらすぐに実践に移せる内容だと思います。
「いや~、フォロワー10万人とかいたらいいよな~」なんてぼんやり思いながら、ほとんど何もしてこなかった(できなかった)方に、特にオススメです!


境治さんの新刊
『嫌われモノの〈広告〉は再生するか――健全化するネット広告、「量」から「質」への大転換』

【内容紹介】
ネット広告費がついにテレビ広告をも抜いた現代。しかし、「PV数さえ稼げれば何でもよい」という感覚の下、悪質な広告やメディアが蔓延する事態となっている。広告団体、広告代理店、ウェブ・プラットフォーマー、ネット・メディア……取材を通じて明らかになった、広告の問題と解決策。ブラックボックス化した悪質なネット広告の世界からブランドを守り、健全化していくための道筋を伝える。

【イースト・プレス編集者からのコメント】
(ネット)メディアも広告も、これまでの十数年間は、とにかく「数」を追うことを至上命令にしてきたように見えます。しかし、「数」には限界があるため、頭打ちであるようにも思えますし、何より玉石混交のネットの世界では、たくさんの問題が報じられてきました。  
課題解決へと尽力されている方々への取材を通して、問題点を整理し、これから健全化していくための道を説いた本です。広告業界の方はもちろん、個人的にはメディア関係者にこそ読んでいただきたいです!

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