JAPAN CUP2024を視ながらフットボールを思う
レースのラスト2周、4:13:00の辺りからご覧いただくだけでも。
自転車ロードレースの醍醐味が凝縮したレース展開になったと思います。
こんにちは。
方針変更の宣言から初めてのnoteです。
これからはちょっとした小ネタも書いていこうと思います。
今日は幾つか積極的にウォッチしている競技のひとつ、自転車ロードレースを視て思った事を。
このnoteを書いている2024年10月20日(日)、国内では最高水準の自転車ロードレース、JAPAN CUPが宇都宮で開催されました。
毎年1度のお楽しみ、僕も極力ライブで視聴しています。
今回もトップカテゴリーのUCIワールドが7チーム参戦。宇都宮の風物詩として完全に定着しています。
この時期の宇都宮は本当にいいんだよね~。
で、今回のレース。
もう自転車ロードは熱心に視るようになって20年以上になるのですが、本当に驚いたことがあって。
たいていのロードレースって、ラスト10㎞くらいになってから3,4人の小集団が追走に追いつかれない差になったと確信したところでお互いにけん制を始めてペースが落ちるのが基本線(いきなり単騎アタックでそのまま逃げ切りもありますが、それができるのは本当に力のある人だけ)なのですが。
今回のJAPAN CUPは先頭の5人が駆け引きすること無く最後まで突っ走りっぱなし。小細工なしで力のあるヤツが勝つ!みたいな高速レースになったんです。
こういう潔さは本当に気持ちいい。近年のJAPAN CUPでベストレースだったと思います。
で、今日のレースを視て思った事ですが。
今年のツール・ド・フランスやワンデークラシックを視ていて『みんな速くなってるな~』とは思っていたのですが、本当に速い速い!
今までの駆け引き重視のレース展開第一主義はもう過去のモノになりつつあります。ツキイチ(先頭が飛ばしにいっても後続がついていかないので結局止める)なんて気にしない、ついてこなけりゃオマエ敗けるぞ。
力のあるヤツだけが勝つ、鋼鉄フィジカルと逆境メンタルが最重要となっているのがこれからのロードレース像なのでしょう。
これはフットボールも同じだよな、と感じた次第。
ここ1,2年で更に先鋭化したフットボールですが、4局面の高速化が進んでいるのに加えボールハンドリングを披露するスペースも時間も限られている。
そんな中で個性を披露するには、この高速展開に対応できる基礎体力・ペース維持・頭の回転/スタミナ(俯瞰・鳥瞰しているかのような3次元的ゲームビジョン)が最低条件になりつつあります。
どの競技も、高速化が進む為にはフィジカルと動じないメンタルが第一なんだよな。
でもそればかりになると個性も出なくなるだろうし…
現代の自転車ロード界はタディ・ポガチャルという絶対王者が支配中。
彼はこの環境で個性を出せる本物の王様です。
フットボールでは誰になるのかな。
メッシ・ロナウド時代が幕を引きつつある今、高速化甚だしい次世代のフットボール界を支配するのは誰になるのでしょうか。
ハーランドかムバッペか。
はたまた新世代のトンデモないニューパワーが出現するのか。
僕はここ1,2年で観た中で予想しているのは、
・ヴィルツ/ムシアラのドイツ勢
・ヤマル
・イングランドではメイヌー/フォーデン/パーマー
…辺りですがどうでしょう。
そんな事を考えた今日でした。