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自分が「楽しい」と思うことを仕事にNPO法人代表 特定非営利活動法人Support for Woman's Happiness 代表理事 石原ゆり奈さん


ラオスの現状、そして疑問


 ラオスに訪れた石原さんは、ボロボロな学校といった様々な問題をみて、ラオスの現状に打ちのめされました。教育支援のNPO法人を立ち上げ、ボロボロだった学校をコンクリート製にし建て替えたりと問題を解決していきました。しかし、学校には、障がいのある子供達が通っていないことを知り、疑問に思い、実際に障がいのある子を訪ねてみました。

障がいのある方が暮らせて働ける作業所を設立

 ラオスには、小さい頃に怪我をしたりなどの理由から障がいのある方が沢山いる。しかし障がいがあるからといって、「何もできない」ことはない。そこで石原さんは、ラオスで障がいのある方が暮らせて働ける作業所を設立しました。そして、ブランド「FranMuan」で、ラオスの伝統を取り入れたものづくりを始めました。「作業を教えることは、正直大変だってけれど、自分がやりたいことができて、楽しかった。」と楽しそうに話していました。

日本・静岡県の作業所とコラボレーション

 日本・静岡県でも障がい者が働く作業所があります。そこで、石原さんはラオスのブランド「FranMuan」で作ったパーツを、日本の作業所がピアスに仕上げ、包装するというコラボレーションを遂げました。2国独自の文化が融合し、新たなものが生まれました。ラオスの方たちは、すぐに日本の方たちと打ち解けあい、石原さんは「障がいの有無は関係ない」と感じたと話していました。ラオスの方たちの笑顔を見て、「日本は経済的に豊かな国だけれど、ラオスの方たちの方が幸せそう」と石原さんは感じたそうです。
幸せの価値観に、国境を超えた違いは無いのです。

感想


 最近まで放送していた「silent」を見ていて、正直障がいをもっている人は「可哀想」と思っていました。でも今回の講話を聞いて、「障がいの有無は関係ない」「障がいがあるからといって何もできない訳ではない」「障がいは個性」ということに、納得しました。耳に障がいがあっても「手話」やアプリを通して話たりする事ができるように、手や足に障がいがあっても、色々な工夫を凝らしてやりたいことができることに感動しました。

記事:水戸市立第二中学校2年生

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