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人を動かすきっかけをつくるライター&フォトグラファー・佐野匠さん

ライターでありフォトグラファーとして活動中の、フリーランスであり会社員でもある佐野 匠さんに、水戸市立内原中学校の生徒さんに向けてキャリアの授業をしていただきました。

自身の仕事選びや働き方についてお話していただいた中から、印象深い部分をぎゅっとまとめてご紹介します。

佐野 匠さん|編集・ライター・フォトグラファー フリーランスであり会社員
下妻市出身。37歳。下妻中学校、つくば秀英高校卒業。

新海誠監督の『ほしのこえ』トレーラーを観て触発され、大学でアニメーションを学びたいと思っていましたが、「家から通える国公立大学以外は認めない」と親から言われ断念。しかし諦め悪く、窓枠工場、郵便局、食品製造、映像制作アシスタントなどでアルバイトしながら自分で学費を稼ぎ、京都にある芸術系大学の通信教育課程に通っていました。

大学を辞めた後はIT企業に入ってプログラマーに。退職後は、Webコーディングやデザイン、写真、文章作成、インタビュー、イベント企画運営などなどを独学と実践で覚えていきました。

2013年から「結いプロジェクト」に参加し、同団体が企画したコワーキングスペースyuinowaの立ち上げにも参画。そんなローカルプロジェクトへの関わりがきっかけで、30歳ぐらいから本格的にライターとして活動するようになりました。

現在では、取材執筆撮影だけでなく、編集やライター講師、Webサイト制作の企画なども行っています。

「人を動かすきっかけをつくる」のが仕事

多様なお仕事を手掛けている中から今回は、ライター・フォトグラファーとしての活動をメインに紹介してくださった佐野さん。文章も写真も、仕事での自身の役割は「人を動かすきっかけをつくること」だと言います。

写真を見ただれかが、そこに足を運んでみたくなる。
一生懸命働いている人の想いを知って、「自分もこんなふうに働きたい」と刺激を受ける。

物理的な行動と、気持ちの両面から人を動かすきっかけをつくるのが、手掛ける文章・写真の共通点です。

写真を撮るときに気を付けている3つのこと

講話では、これまでに担当したインタビューカットなどをたくさん電子黒板に表示して見せていただきました。皆さんやわらかい表情で、リラックスした様子なのが伝わってきます。

「写真撮影で気を付けていることは?」という生徒さんからの質問に
・活動の妨げにならないようにする
・たくさん撮る
・目的に合わせた写真を選ぶ
の3点と答えてくださいました。 この気遣いが、写真にあたたかみを生み出すのだなぁと感じます。

撮影を実践して学ぶ、コミュニケーションの大切さ

講話の後半には、生徒さん数名に撮影を体験してもらう時間も。プロのカメラを手に、撮る側も撮られる側も、見守る子たちにも笑顔が見られました。

生徒が撮影した佐野さん!

「シャッターを押すだけではなく、コミュニケーションが大事」と佐野さんは話します。緊張をほぐしつつ、目的やポーズについて具体的に伝えることでより良い写真は生まれるそう。

限られた時間でしたが生徒さんたちは、どんなことを意識し、どんな関わりで良い写真が生まれるのかを体感できた様子でした。

◆内原中学校のキャリアフェスでは、全9名の社会人が講師を務めてくださいました。
ほかの方のお話はこちらからご覧いただけます。
合わせてチェックしてみてくださいね。

記事:荒川ゆうこ

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#カメラのたのしみ方

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