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農業や地域の魅力を発信する村田農園代表・村田和寿さん

農業への意識が変わった

農園の長男として生まれた村田さん。これといった夢はなく農家を継ぐしかないと思っていたのだそう。しかし、就農してしばらくたつ頃、その考えが変化しました。それまでの経営は、市場にとって都合の良いものでしたが、生協との取り組みにより、消費者の声を聞けたこと、自分の子供が生まれ、安心して食べられるものを作りたい、と思ったことで、消費者目線の、更に美味しいいちごを作りたいと感じるようになったのです。市場や出荷先ではなく、その先に消費者がいることを再確認し、美味しいいちご作りを目指しました。

“美味しいいちご”を作るために

消費者の声に応えるために、村田さんは奮闘を続けました。土作りや苗作り、パッケージングに至るまで、農園全体で改善に取り組んだのです。しかし、pH値の高い畑に更にpHを高めてしまう資材を使い、土のバランスを悪くしてしまうなど、失敗も経験しました。それでも諦めず、消費者に“美味しいいちご”を届けるため、そしていちごの魅力を届けるため、村田農園はいちごと向き合っています。

自分は嫌だった「農業」の素晴らしさを伝えたかった

はじめは好きでなかった農業、しかしその素晴らしさを知った村田さんは、いちごだけでなく、農業や地域の魅力の発信にも力を入れています。いちごのショールームを作ることで、地域、農業、農園を知ってもらいたい。みんなに楽しんでもらいたい。その想いを込めて、農園の敷地内にカフェスペースを設置したり、JGAPに取り組んだり。すべては、消費者へ届ける美味しさや安全、安らぎに繋がっているのです。

感想

村田さんの話を聞いたことで、本当の目的を定め、何事にも向き合っていくことの大切さを改めて知りました。

記事:水戸市立第二中学校2年生

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