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光の源につながる糸

「「正義の道は輝く光のようである」。
しかし、同時に人は道そのものにならなければならない。彼は光の中に入り、光になり、そのとき暗い場所に置かれたランプのような役目を果たし、他の人々にイルミネーションをもたらし、彼らの前途を照らし出す」
(『ホワイトマジック』アリス・ベイリー著)

霊的な直観を得たものを、現実化していくうえでは、多くの障害が存在しています。それにより、せっかく得た、善き直観は、自分の感情や欲望の海の渦巻きの中に飲み込まれ消えて行ってしまいます。

そうならないために白魔術師の修行としては、自分の感情や欲求の統御が不可欠となってきます。そしてメンタル界にて働けるようになる必要があります。そして、メンタル界で働ける力がついてくると、今度は、自分の想念形態によってがんじがらめになるリスクが生まれて来ます。

常に、識別力をもち、魂の光とつながっている訓練が必要となります。

光につながる直前に「敷居の住者」と呼ばれる見たくない自分が現れます。

「彼の内にある闇が、彼の存在の中心からかすかにきらめく光によって強められ、しばしば彼は自分に絶望し、意気消沈の中に深く沈み込む。すべての神秘家がこの証人である。この時期を乗り切らなければならない。そうすることで、純粋な日の光がすべての影と暗闇を追い払い、少しづつ人生を照らし、頭部内の太陽がそのすべての栄光を輝かせるようになる」

そしてやっと、その光をしっかりと見た後には、その光につながる磁力の糸を強化するという仕事が残っています。その糸をたどり、ここにいる自分を顕現させる源である魂意識に入るようになるのです。

秘教や神秘学の中では難解な言い回しが使われますが、それは準備ができていない人を危険から守るためであると言われています。

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