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Plant Medicine 植物や自然界のこと

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#植物観察

5.メディスンの意味するもの

3.Time is Medicine. にも書きました、Medicine、についてです。 この単語は、普通に訳したら、 医療や薬と訳されます。 ネイティブアメリカンの世界観に、 Medicine Wheelというものがあります。 ここで使われているMedicineは、 単に医療、薬という意味以上のものを含み、 秩序ある生き方や、心ある道、 のようなものを含んでいます。 この秩序とは、人間が考える秩序ではなく、 宇宙や自然界の秩序のことです。 宇宙の秩序はスピリチュアルな

白樺と金星と魂のこよみ

樹木の芽吹きと1年間の成長 春の遅い裏磐梯では、やっと木々が芽吹き始め、一気に広がろうとしているところです。春から、記録のためにいくつかの樹木の観察をしています。 樹木は冬でも樹形などが観察できます。 しかし、芽吹きの時にどんなふうに葉っぱが出てきて、秋にどのように葉が落ちて、1年間の成長がどこからどこまでなのか?というところを、よく見ていないと、「そういえば、どうだったっけ?」となってしまいます。 この冬に『星々と木々~ゲーテシュタイナー科学への道』のゼミをやって

月の時代を記憶する植物たち

(ヘッダーの写真:ゲンノショウコの芽吹き) 雪が解けると、寒さに耐え地面にへばりすいていた植物がだんだんと立ち上がってきます。ヘッダー写真のゲンノショウコは多年草で、雪が解けてすぐに、こんな状態なので、冬はこのままロゼット状で葉がついたまま雪の下で過ごしているようです。 上の写真だと、葉っぱが広がろうとしているところは、花の開花のようでもあります。 タイムとラベンダーはゲンノショウコと同様に、雪の下で緑の葉をつけたままつぶされていたのが、徐々に立ち上がってきた。双方とも

天使たち 妖精たち

自然界や植物たちの生活には欠かせない自然霊やデーヴァ。それについての勉強会はいつかやりたいと思っていたのですが、今回やっと開催することができました。 ゲーテシュタイナー的植物観察を通して、学びを深めている皆さんがいてくれるおかげです。 この本も、ひとりで読んで、へ~、とか、ほ~、とか、思っていたものですが、みんなで読むことで、そこにイマジネーション空間ができ、妖精たちの世界に入っていけるような感じがしました。 今日は土の精霊・グノームと、水の精霊・ウンディーネについて読

星々と木々 太陽とトネリコ

太陽とトネリコ 『星々と木々』の集中ゼミ、今日が最終回でした。 最後は真打登場ということなのか、太陽がテーマ。 太陽って、太陽系の中心でもあり、人間の体では心臓で、うん、わかりやすい!という印象ですが、そんな表面的な話ではないわけです。当然のことながら。 トネリコは、うちの周囲にはないのですが、近縁のアオダモがあります。羽状複葉が4方向に十字についているので、小さな幼木でも、はっと目を引く形をしています。 トネリコも同様で、本の中では触れられていないですが、4という

星々と木々 土星とブナ

土星とブナ 今日の星々と木々・集中ゼミは土星とブナでした。 土星は内部に向かって濃縮していく力や、抑制と分離という質を持っています。そして熱エレメントと関係しています。 土星と熱って、あまり繋がらないな・・・という印象なので、シュタイナーの宇宙進化論などの話もしつつ、土星のもつ質について深めてみました。 中心に向かって濃縮、凝縮しつつ、周囲に境界をつくる土星の質が、ブナに現れている様子を感じていきました。 占星術的には土星は不人気な天体ですが、霊的世界を物質界に顕現

天の声を聞く植物の話と、茎から絞り出される葉っぱの話

私の住む場所は豪雪地帯。 冬になると植物たちは雪に埋もれる。 そして、外では過ごせない植物たちもいるので、晩秋から室内に植物を入れて賑やかになる。来春まで持つのか心配になるのだけれど、室内に植物があると、まじかで動きがよくわかって、なかなか良いのです。 季節への反応もとっても敏感です。 冬至のあたりは、し~んとしています。冬の土用のあたりから、新しい葉っぱが出はじめたり、なんだか変化してくる植物が多くなってきます。 地球暦を眺めていると、冬至の底をついて、春に向かって上

植物を描くことの意義

植物の形態は生命力が静止したもの というと、多少語弊があるかもしれないですが、形態の背後には、何らかの動きがあり、それが止まったものが形なのです。 ゲーテ・シュタイナー的自然観察の中では、現象として現れている形や振る舞いをまず、しっかりと見ていきますが、その背後には何か力が働いていると捉えてみていく必要があります。 これは、ただ見るだけでは不充分なのです。 植物観察をし、手を動かして描いていくことで、実感をもって、そこに働く力を感じることができます。これは、絵が上手いと

Plant Medicine セントジョンズワート

(自分用メモです。読みたい人だけ見ていただければと思い、少額ですが有料記事としました) 先日、もやもや力について、NHKのクローズアップ現代でやっていて、なかなか面白かった。すぐに結論や答えを出さない、ネガティブケイバビリティの話でした。 311後にプロセスワークをベースとした対話をずっと行っていたので、もやもやを大事にしたり、向き合うことの大切さを、そこで学びました。 自分のもやっとしたはっきりしない感覚は気持ち悪いもので、できればどこかに行ってほしいと思っていたけれ

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植物のエッセンスとつながるには

植物との観察と対話の結果、そのエッセンスを見つけたとする。それをヒーリングに使うことは可能だけれど、その植物のデーヴァを呼び出すことができたらよい。 フラワーエッセンスはそれを呼び出す良い手段なのだと思うが、それを使わずにできる方法を考えてみた。 それは、マントラを使うことなのだが、デーヴァや自然界の存在につながる場合には、ある程度の修行をしておかないと危険が伴う。 「自然界の存在をつながるには、注意が必要」 それはヒーラーのトレーニングのテキストにもそうある。その危険

Plant Medicine 真我への道の妨げの除去と、レディスマントルの観察

(つらつらと最近の自分の思考を垂れ流しているので、読みたい人だけ見ていただければと思い、少額ですが有料記事としました。大したことは書いてない、自分用メモです) 春から始めた、ゲーテシュタイナー的植物観察の実践クラス(オンライン)では、参加者がそれぞれ観察する植物を決めて、半年近く観察することをしました。 わたしは、いつも見ているけれども、レディスマントルを選び、みんなと一緒に取り組むことにしました。 今日が第5回目で、これまでの数か月のまとめの発表日でした。一人一人が植

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天使とは天の使いなので。

(つらつらと最近の自分の思考を垂れ流しているので、読みたい人だけ見ていただければと思い、少額ですが有料記事としました。大したことは書いてない、自分用メモです) 知性を持った存在は、人間のように物質体をまとう進化系と、物質体をまとわない進化系の2系統がある、というのは神智学などでも言われていることだ。 物質体をまとわない系をデーヴァの進化系と言う。 デーヴァは光り輝く存在という意味で、別に天使とか、精霊とか聖霊とか妖精とか呼ばれたりする。それぞれ階級も違ったりする。 昔

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Plant Medicine 人間の内的エネルギーと植物のもつエネルギー アケボノソウ

(つらつらと最近の自分の思考を垂れ流しているので、読みたい人だけ見ていただければと思い、少額ですが有料記事としました。大したことは書いてない、自分用メモです) 苦痛の原因 パタンジャリのヨーガスートラの中で、「苦痛の原因」として5つのことが挙げられている。 1.無知 2.エゴイズム 3.執着 4.嫌悪 5.死への恐れ (私を失う、孤独、未知、失敗、痛み) 自分の中で感情的にもやもやしたり、何か引っかかりがあるとき、まず、それが何によって引き起こされているか(外的な刺激

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10月期募集 植物観察の基本とシュタイナーの世界観

【オンライン 植物観察の基本とシュタイナーの世界観】 ゲーテやシュタイナーの植物の見方、つまり形態の背後にある生命力・エーテル力などを見るには、見えないものを見る視点と、感じたことを描写する概念や言葉が必要になります。その前には、植物の仕組みや部位の名前を把握しておくことが土台となります。植物と対話するための言葉を覚えることと言ってもよいでしょう。この講座では植物の基本の仕組み、そして、ゲーテやシュタイナーの世界観を学びます。 主に読書会で使っている『百合と薔薇』に出てく