「出会い、生まれる、じてんしゃ旅」
世界36カ国90000km を旅してきた自転車冒険家が、今回目指すのは生き 方の冒険。 財布を持たず、見通しを持たず、持つのはコーヒー…
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#ボランティア
被災地で僕が見つめていたこと。
この夏の北海道胆振東部地震。
いまの自分だからできることはなんだろう。
停電のなか、被災地に向かいながら考えた。やっぱりコーヒーだった。
Facebookでの呼びかけに全国からコーヒー豆が集まった。
たくさんのお手紙とともに。
被災地に入ってからのイメージはまだない。
こんなにも空が青くて、日差しがまぶしい。
どこかまだ現実じゃないような、いのちの重みのようなものを想像することもできないまま被災
避難所でのコーヒーが生み出すもの。
電気が無くなった。
信号はただ交差点に何もあかりを照らさず立つ。
ホームセンターやスーパーの前には行列ができ、ガソリンスタンドの前には車が並び、つなぎを着たスタッフが手押しポンプなのかハンドルのようなものをグルグルと回しながら給油をしていた。
コンビニはどこもドアに大きく「臨時閉店」と張り紙をしていて、セイコマートや少数のコンビニだけがお店を開いて、小さな端末を使ってレジを打ちながら営業してい