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10-day Challenge レポート#6 今日はベジタリアンになってみた

こんにちは!Earth Companyのマーケティング担当・樋口です。
Earthly October」の人と環境と社会に優しい「Earthlyなアクション」をみんなでチャレンジする「10-day {Earthly} Challenge~いつもより地球のことを想う10日間~」企画も、折り返しの6日目です!

今日は、「Challenge6:変える 環境に負荷をかけない食生活を!今日はベジタリアンになってみよう」をやってみた私の実践レポートです。

ベジタリアンのことは前から気になっていた

ベジタリアンは「健康」「道徳」「宗教」の理由から、植物性の食品による食生活を行うことですが、近年では環境負荷を減らすという観点から、注目されるようになってきました

新型コロナ以上の脅威と言われている気候変動。このままの生活を続けると、2040年ごろには世界の平均気温が産業革命前より1.5度上昇し、自然災害のリスクが今以上に高まると言われています。その原因となる温室効果ガスのうち、全世界の18%の排出量を占めているのが畜産業関連で、特にその8割が牛や水牛によるものだと試算されています。

かくいう私も、実はベジタリアンではないのですが、この「畜産が気候変動に影響している」ということを知ってから、週に2日はお肉を食べて、それ以外はなるべく菜食を心がけています。

週5日お肉を食べていない私にとっては、特に「チャレンジ!」と意気込むほどでもないかと思っていましたが、今回乳製品まで摂らないヴィーガンにチャレンジしたところ、意外な発見があったので、ぜひここでシェアさせてください!

せっかくベジタリアンになるなら、美味しくて環境にもいい野菜で

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普段スーパーで野菜を買うことが多いのですが、最近生産者や農家、農薬の使用についてもきちんと書かれた野菜が並ぶことも増えてきました。

Oisixはオンラインで購入できるキットが有名で、近所のスーパーでコーナー展開されていたので、時々買っていたら、美味しくてよく手にするようになっていました。

今回は、ふぞろいの人参や減農薬の玉ねぎにトマト、防カビ剤を使っていないレモンなどをゲットして、一日のメニューを考えてみました。(ちなみにOisixには手軽にヴィーガンミールをチャレンジできるキットもあったのですが、今回間に合わず、次回試してみようと思います!)

朝食にピザトースト、ランチにナポリタン、夜はカレーが食べたいなぁ

けれども、ベジタリアンを意識しながら、これを全部一から作っていると、なかなか手間だなと感じたので、いくつかのアイテムをちょっとずつ使いまわして、3食作ることにしました。

【使いまわしアイテム】

・トマトソース
・人参のポタージュ
・レモンアチャール(インドのピクルス)
・豆腐のチーズ

フレッシュトマトから作るピザソースの美味しさに感動!

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やはりピザトーストといえばソースが命!

甘みの強いトマトと玉ねぎをミキサーにかけて、煮詰め、スパイス(チリパウダーとシナモン、クローブ)と米酢を少し加え仕上げました

「このソースで作ったら、ピザトーストもナポリタンも美味しいだろう」とウキウキしていましたが、チーズが動物性ということをすっかり忘れていました。

「ピザトーストにチーズがないんじゃあな...」

そこで「ベジタリアン」「チーズ」「レシピ」で検索すると、クックパッドでヴィーガンチーズのレシピがたくさん出てきました。

豆乳や豆腐に、米麹や白味噌を入れ、レモン汁を加えるとチーズに近い風味になることが判明。意外と家にあるもので簡単にできることに気がつきました。豆腐も白味噌もあったので、無事ピザトーストにチーズの要素を加えることに成功。

焼きたてに、ベビーリーフを散らし頬張ると、豆腐チーズも味噌の風味がほんのり香って、トマトソースのジューシーさが格別でした!

人参は影の主役、玉ねぎは縁の下の力持ち!

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ナポリタンの具材は人参とズッキーニと玉ねぎで、食感のバリエーションをつくり、お肉がなくても満足感出るように。

朝食で使ったトマトソースを使い回すので、あっという間に完成してしまいます。

スープとサラダをセットにしたいと思っていたので、皮ごと人参を使ってポタージュを作ることに。玉ねぎと人参を炒め、しんなりしたらミキサーにかけ、玉ねぎの皮のベジブロス(野菜のくずでとる出汁)を入れてコトコト煮るだけで人参の甘みと玉ねぎの旨味が効いたポタージュが完成

「このポタージュは夜のカレーに加えても美味しそう...」

サラダには、夜のカレーに添えるレモンアチャールを先に作って和えて作ることにしました。油でスパイスを熱して塩を加え、刻んだレモンを入れて軽く混ぜるだけでできるのでとっても簡単。レモンを皮ごといただけるのもいいところです。ベビーリーフとレモンアチャールを少し細かくして和え、色どり豊かなランチのプレートができました。

全部の使いまわしアイテムを大集結させてみた!

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カレーを作ろうと冷蔵庫を開けると、トマトソースと人参のポタージュ、豆腐のチーズが目に入ってきました。

よくカレーを作る際に、玉ねぎを炒めた後にトマトを入れて水分が飛ぶまで炒めることが多いのですが、あらかじめ水分が飛んでいるトマトソースを使えば時短になります。

お肉が入れられない分、人参のポタージュとキノコで旨味をプラスする作戦で、いざ調理!

カレーを煮込んでいる間、豆腐のチーズにニンニクとミントを入れてミキサーに回し、ズッキーニの輪切りにかけてオーブンで焼いて、インド料理風の味付けにしました。

しかし途中でカレーを味見すると、甘みや旨味はあるけど少し物足りない...。

「こんな時こそスパイスだ!」

そこで、チリパウダーを追加で加えて、ガラムマサラを入れると、メリハリが効いた美味しいカレーに仕上がりました。添えられたレモンアチャールと一緒に食べると、また違った美味しさに。

ベジタリアンにとって、スパイスは食事に満足感を与えてくれる重要な存在かもしれません。

出来るだけ簡単に始めてみる。

ここまで大成功のように見えますが、実は最初に致命的なミスを犯していました。

なんと、せっかくチーズはヴィーガンにしたにも関わらず、ピザトーストのパンの原材料にバターが使用されていたことに、翌朝気が付いてしまったのです...!!!(涙)

そして改めて、ベジタリアンで「食べたいもの」を「満足度高く」「美味しくいただく」というのを完璧にこなすのは大変だと感じました。ヴィーガンの場合は特に卵や乳などが原材料に含まれないかチェックが必要です。

いい食材をシンプルに調理したり、作り置きアイテムを上手く使いまわしたり、ベジタリアンのお店を見つけて活用したり、工夫できることも沢山ありますが、仕事や家事をこなしながら家族や周囲の好みに配慮し食生活を送るなかでは、ストイックにこなし続けるのは難しいと思います。

何より大切なのは続けていくこと。

牛肉よりも温室効果ガスの排出が少ない鶏肉を選んだり、近郊で獲れた旬の魚を食べてみたり、完璧じゃなくてもいいから、環境に配慮した食生活を、出来る範囲でやってみること

それを続けていくことで自分がきっと変わるし、そうすれば身近な人にも伝わるはず。

チャレンジに失敗したからこそ、そんな風に思えたのかもしれません。


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