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「すごい人」から「身近な友人」、そして「漫才の相方」へ!?~スタッフが語る、ここだけのIMPACT HERO・ベラ編

こんにちは!Earth Company note編集部の小松です。

次世代のつなぐ未来をつくる100人の仲間を集める「マンスリーサポーター100人募集キャンペーン」の一環で綴っているこのnoteですが、今回から「スタッフが語る、ここだけのIMPACT HERO」と題し、私たちが支援するアジア太平洋でSDGsのために人生をかけるチェンジメーカー「IMPACT HERO」を、スタッフ目線で語っていきます!

1人1人、本当にすごい活動に取り組んでいるIMPACT HEROですが、彼女たちは人間的魅力にも溢れているんです!

そんなIMPACT HEROたちを、「すごい人」と思われるだけでなく、もっとみなさんに好きになってもらえたら嬉しいなと、スタッフ一同そんな思いを込めて書いていきますので、ぜひご覧ください。

第1回は、初代IMPACT HERO 2015のベラ・ガルヨス編です!

実の父親に5ドルで軍に売られた少女兵?
命がけの国外逃亡と亡命??
そこからの母国再建???

こんにちは。Earth Companyでドナー・リレーションズを担当しております、下元朋子です。

noteを読んでくださっている方々は、Earth Companyのメイン事業であるIMPACT HERO支援事業についてご存知の方も多いと思います。

IMPACT HEROたちの生き様をまとめた「Impact Stories 〜並外れた変革力を持つ彼らが人生をかけて変革に挑む理由〜」を読んでくださった方や、昨年10月に行われたEarth Company の5周年記念イベントにて、直接彼女たちにお会いした方もいらっしゃると思います。

【動画】昨年行われた5周年記念イベントでのベラのプレゼンテーション

今日はIMPACT HERO 2015のベラ・ガルヨス(環境・政治活動家)について、私がスタッフ目線で感じた彼女の人間像、そして彼女に会ってから私の中に生じた、ちょっとした変化をご紹介したいと思います。

ベラのことを知ったのは、私がEarth Companyに入社しアニュアルレポートを読んだ時でした。

あまりに衝撃的な人生すぎて、これはフィクション小説なのではないかと思ってしまいました。同時に、これまでの自分の平凡な人生とかけ離れすぎていて「こんなすごい人がこの世に存在するのか」と遠巻きに感心した覚えがあります。

一体、どんな人なんだろう。。。
この人に会って話をしてみたいと思い続けて二年が経ちました。

環境・政治活動家ベラ・ガルヨスから、
友としてのベラ・ガルヨスへ

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願いが叶ったのは、去年6月にバリで行われたスタッフ総会。

パートナーとお子さんを連れて現れた彼女は、書かれたものや写真からのイメージとは少し違っていました。

食事の際、たまたま向かいの席だったので、色々なことを話すことができました。前から聞きたかったこと、「あなたが活動し続ける理由は何なのか?」を聞きました。こんなにもの困難を乗り越えられる、その源がずっと知りたかったのです。

彼女の答えは極めてシンプルで、「尊敬する母の思いを繋ぎたかったから」でした。

自分に何かできることがあるならば、他者のために使うこと。

偶然にも、私の母とベラのお母様は似た価値観を持っていたこと、敬愛する母を亡くしてしまったこと、そして今自分自身が母であることといった共通点によって、私達の距離はぐっと縮まりました。

そのトーク力はお笑い芸人レベル!?

4ヶ月後、Earth Companyの5周年記念イベントにてベラと嬉しい再会をすることができました。滞在期間中、たくさんの時間を共に過ごしましたが、ベラという人は知れば知るほどハマってしまう、本当に魅力満載な人だと実感しました。

ベラのたくさんの魅力のうち、ぜひみなさんにも知ってほしい魅力を3つ紹介します!

①とにかくぶっちぎりにトークが面白い!

ベラの周りにいる人達はいつも大笑いしています。なぜかって、彼女のトークは関西人も真っ青になるくらい面白いのです。

モノマネはかなりのもので、前東ティモール大統領のモノマネはうますぎて抱腹絶倒ものでした。たまに街角で漫才もやっているらしく、「いつか二人でお笑いコンビ組もう!」なんて話で盛り上がりました。

②どんな人の話も、子供のようなまっさらな心で聴いてくれる

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人生長くなればなるほど、経験値や先入観をもとに人の話を聞いてしまいがちですが、ベラは相手の属性など全く関係なく、まっさらな心で人の話を聴いてくれます

それは子供に対しても同じです。

たとえ子供の話であろうと、そこから何かヒントを得ようとしてくれる姿勢には度々驚かされました。

③並外れたリーダシップについて行きたくなるのに、守りたくもなる

行動力、発言、人間性に心を動かされ、彼女についていこうと思う人は多く、東ティモールでも有名なベラ。家にはベラに相談したいという人々が毎日訪れ、外出先ではセルフィーを求められることもしばしば。なにしろ、カッコイイ!のです。

その一方で、実はとっても怖がりな面を発見しました。

日本滞在中に遭った台風に恐れおののき、何を言っても聞き入れず、無口になってしまい、全くの別人と化してました。これまで、あらゆる困難を乗り越えてきた力強さとは裏腹な彼女がとにかく可愛くて、守りたいという思いを抱いてしまいました。

ベラとの出会いで決意!私も半径5メートルのIMPACT HEROになる!

最後に、ベラと出会ってから私自身に生じた変化をお話したいと思います。
彼女のあり方を近くでみて、私は何をやっているんだろう、自分ができることをもっとやろうという気持ちが高まりました。

IMPACT HEROとは多くの人を魅了し、すごいことを成し遂げた人なのですが、スケールこそ違えど、誰しもIMPACT HEROになれるのだと思います。

私の場合は、まずは半径5メートルに注意をはらい、困っている人の手助けをしたり、家族に一日一善を促したり、子供達が通う学校により積極的に関わるようになりました

「自分の人生にとって大切なこと、ひとのために前に進むこと」に心を定めると、周りにどう思われるかということは気にならなくなりました

できない理由を探すのではなく、どうしたらできるのかを考え、実行するようになりました。少しずつではありますが、効果が出てきてるように思います。

ベラとの出会いにより、「自分ができることを惜しみなく行う」という母の教えを思い出し実行することにより、感謝の循環の中で生活しています

感謝をするとストレスレベルが下がるという研究結果もあるそうで、シアワセは周りに伝染していきます。心を定め行動し始めたら、誰もがIMPACT HERO。

一緒なら未来を変えることができると信じています。

一緒に未来をつくる100人の仲間を募集しています!詳しくはこちらから!

★文中で紹介したベラ・ガルヨスのプロフィール

環境・政治・LGBTI活動家。1972年、東ティモール生まれ。インドネシア軍侵略下の東ティモールで、兄弟を殺され父親は拉致・投獄。ベラ本人もわずか5ドルで人身売買され、軍による度重なる薬品投与により子供が産めない体に。その後、少女兵として独立運動に身を投じ、国外脱出のためにインドネシア軍に入隊するダブルライフを送る。忠誠心を試されるあらゆる性的・肉体的虐待に耐え、ついにカナダへ派遣されたその日に逃げ出し、難民に。その後、世界各国で独立運動を続け、国の独立に貢献。

独立後は、国連開発機関での勤務を経て大統領補佐官に就任し、国の発展に寄与する一方、全エネルギーと私財を投じて、日本からの支援を元に2015年5月に東ティモール初の環境学校を設立。その後、レストラン、宿泊施設を併設するルブロラ・グリーン・ヴィレッジへと事業を発展させる。

★スタッフが語る、ここだけのIMPACT HERO・バックナンバー★

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