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無題~北の詩~

私の体が大地なら、蓄えた水は心かな
満ちた水はあふれこぼれて音となり
音は囁き風が運ぶ

私は私を潤し充し
あふれてこぼれ
私は囁き風に運ばれ
かなたへ散りゆく

いつか私が枯れた時
いつか散った私が私を潤し
いつか充され
私の音はまたいずこかへ散りゆく


北が、深夜に闇と静けさとハイボールに酔って送ってきた詩

タイトルは思いつかないということであえての「無題」。

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