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These pieces can be used for whatever function you feel necessary

ちょっと間が空きました。最近は Non-functional モードです。

こんなのとか…
こんなのとか
こんなものを作っています。

実用的な食器を作っているのに、時折、このようなものたち(モンスターズ、と私は呼んでいます。)が出てきてしまうのは、わたしは元来、Non-functional 向きの人間なのでしょう。ただ、日常の食器を作りたいというのも嘘ではなく、同じ形の器が100個、ずらーっと並んでいる絵などは壮観だな~と思って憧れますし、職人って呼ばれたかった。
ただ、どうも、自分は違うらしいのです。。。

アメリカで陶芸を始めたので、陶芸=実用品 という意識が薄いのもあると思います。
一番上の写真のようなものを作って、人に、『これは何に使うのですか?』と聞かれると、モゴモゴと後ろめたいような気持ちになります。生の自分を曝け出すようで、恥ずかしいような気分もします。誰も買わないだろうという予測もたちます。
何やかにやで、このモンスターズがスタジオの外に出ることはありません。朝になったら壊されていたり、2~3日たったら壊されていたりです。

ここ最近、もう人生で何度目かですが、モンスターズを生かしてみようかと考えています。
タイトルにしている、
『These pieces can be used for whatever function you feel necessary』
は、私の好きなアメリカの陶芸家の方が、自分の作品の説明に書いていたフレーズです。表現がうまいな、と思いました。
日本語に直訳すると、『私の作品は、あなたが必要と思うどんな用途にもお使い頂けます。』という感じだと思いますが、直訳だとかたいし、そう言われても、ああ、そうですが、じゃあ、歯ブラシ立てにしますね~とならないのが日本人のような気もします(苦笑

ああ、今回こそは、モンスターズがこのスタジオから出て、どなたかの目に触れ、少しでも愛してもらえることを願います。
私にその勇気がありますように…。

本日もお読み頂き有難う御座います!

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どうぞ宜しくお願い致します。

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