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山奥SEOって何?検索ボリューム0のキーワードを対策するのは意味があるのでしょうか?

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質問:山奥SEOとはどのような意味なのでしょうか?

X(Twitter)で山奥SEO?という言葉を知りました。SEOに関わる人たちが盛り上がっていたのですが、どのような意味なのでしょうか?また具体的なやり方などを教えていただきたいです。

回答:山奥SEOとは検索ボリュームのごく小さいニッチなキーワードを対策するSEO戦略のことです。

山奥SEOとは、検索ボリュームが0〜100以下のキーワードを対策することです。サジェストに表示されないようなニッチなロングテールキーワードを狙う戦略です。

対象者は多くないが、特定の情報や商品を必要としている人に対して、ニーズを満たす丁寧な記事を書くことがポイントです。

チラさんというアフィリエイターが2022年11月28日にTwitterにて発言したことで生まれた言葉だと言われています。

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山奥SEOの記事は生成AIを使って制作してもいいのでしょうか?

山奥SEOについてもっと詳しく知りたい方は以下で解説をしています。ぜひご覧ください👇

こんにちは、現在営業中のEarthです。普段はSEOの専門家としてSEOやアフィリエイトに関係する仕事をしています。

2024年6月1日から、X(Twitter)で「山奥SEO」というキーワードが話題になっています。次々にみんなが記事を公開していたので私もこちらの記事で参戦することにしました。

こちらでは今話題の山奥SEOについてどこよりも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。


山奥SEOが話題になった時系列まとめ!

まずは簡単に山奥SEOに関する記事を時系列でまとめておきます。

現在では上記以外にもさまざなな方が参戦し、追いきれないほどになっています。

山奥SEOとは?

改めて、山奥SEOとは検索ボリュームが0〜100以下のキーワードを対策することです。サジェストに表示されないようなニッチなロングテールキーワードを狙う戦略です。

対象者は多くないが、特定の情報や商品を必要としている人に対して、ニーズを満たす丁寧な記事を書くことがポイントです。

初心者向けの山奥SEOのキーワード選びのヒントは後述の「山奥SEOのキーワード選びのポイント」でご紹介します。

私が初めて山奥SEOという言葉を見たのは、ちらさんの以下のツイートでした。

初めてネット上で山奥SEOという言葉が使われたのは、2022年11月28日の以下のツイートようです。

💡動画で学ぶ山奥SEOの概要

山奥SEOの概要を解説した動画も登場しています。

🚨間違った山奥SEOの認識

山奥SEOはしばしば「山奥にこもって集中してSEO対策に取り組むこと」と解釈されますがそれば誤りです。

また、山奥SEOは危険で、命の危機まであるという意見もありますが、誤情報のため心配は不要だと考えています。

【関連記事】山奥SEOは危険って本当ですか?

山奥SEOのメリットは?

山奥SEOのメリット

山奥SEOのメリットについて、考案者のチラさんは以下のように発信しています。

・ニッチで情報が存在していなかったクエリーで記事を書くため読者に超絶感謝される
・SNSシェアによる拡散が生じることで自然なアクセスや被リンクを獲得する
・自演スパムなどでは得られない強固なドメインが自動的に形成される
・一次情報が多くなるので尖らせた特化サイトであればEEAT対策になる

山奥SEOとは Xで話題!個人アフィリエイター・ブロガーに残された最後の希望

また、上記以外では、検索ボリュームの小さなロングテールキーワードは、ニーズが狭まっており、基本情報の収集は済んだユーザーが検索していることが多いため、CVRは高くなりやすいという点もメリットと言えるでしょう。

また、制作時のことを考えると、ニーズが狭く限定的なので、コンテンツの軸が取りやすく制作しやすいというメリットもあります。

【✏️寄り道コラム】検索ボリューム0とアクセス数の話

山奥SEOの基本情報について解説してきました。この記事を読んでおり、SEOに取り組んでいる方は、アクセス数や収益化など集客を必要とする目的があるはずです。

「山奥SEOは、検索ボリュームの小さいキーワードを対策するということはわかったけど、アクセスを得たり、稼ぐことにつながるの?」

と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?

検索ボリューム0のキーワードを対策した事例として、面白いデータがあります。

和訳:「検索ボリュームゼロのキーワードを扱う方法:ボリュームの少ないSEOキーワードを見つけて活用するプロセス」

こちらは、検索ボリューム0のキーワードにはチャンスがあるという内容です。

記事の概要は以下の通りです。

・検索数0のキーワードを対策した
・6ヶ月後に12,000のアクセスを獲得した
・ほとんどがロングテールキーワード
・ロングテールキーワードはCVRが高い
・競合性も低く、上位表示も狙いやすい
・KWはサジェストツールを使って探す

How to Work With Zero Search Volume Keywords: A Process for Finding & Leveraging Low to No-Volume SEO Keywords

検索ボリュームが0のキーワードでも、一定のアクセスが見込まれ、さらにロングテールキーワードになるため、CVRも高くなる傾向があるというもの。

また、検索ボリューム0のキーワードは、競合が対策していない可能性が高いため、CVRが高いのにも関わらず個人が戦えるキーワードが見つかりやすいのです。

私も経験としてとくに商標系のロングテールや3語以上のロングテールはツールの検索ボリュームが一致しないことがあります。

また、類似キーワードや掛け合わせキーワードによって、対象のキーワードとは異なるキーワードでのヒットも発生するため、ツールでの数値と実数値は異なってくることが多いです。

山奥SEOも、このツールの数値と実数値の差による穴場を利用しています。

実際にGoogleのキーワードプランナーAhrefsラッコキーワードなど利用するツールによっても、表示される検索数は異なります。そのため、ツールの数値が0だからといって対策有無を精査してしまうのはもったいないのです。

山奥SEOは稼げない?

山奥SEOの収益に関する話

ツールでの検索ボリュームが0でも、アクセスは一定確保できることがわかりました。

では、肝心の収益化には寄与するのでしょうか?

山奥SEOは稼げないと、Twitter上での発言を目にします。考案者のチラさんも「稼げないからやめた方がいい」と言っています。

しかし、月数万円くらいなら山奥SEOと類似した手法で制作したサイトの事例があります。そのため、お小遣いくらいなら稼げるというのが私の見解です。

超ロングテール×少数記事のSEO戦略

2023年1月に私がツイートした内容で、検索ボリューム0〜20のロングテールキーワード+3記事の少数記事で26,920円の収益が確定したというもの。

私は山奥SEOではなく、超ロングテール×少数記事と呼んでいましたが、同様の手法で検索ボリュームは0、10、20、3記事のみの超ミニミニのテストサイトを運営しています。

厳密には山奥SEOとは、異なりますが、検索ボリュームが少ないキーワードでもお小遣いレベルであれば収益が上がることがわかります。

以下も同様のサイトについてです。

上記のツイート時点で25,000円ほど収益があり、現在でも5,000円から20,000円ほどの確定がある状態です。

ツールから算出できる想定アクセス数の30倍のPV数がある

直近の2024年1月〜4月の収益とアクセスデータは以下の通りです。

・1月(収益:21,220円、アクセス:486PV)
・2月(収益:21,641円、アクセス:449PV)
・3月(収益:5,120円、アクセス:374PV)
・4月(収益:15,520円、アクセス:295PV)

1つ4,000〜5,000円程度の成果報酬の案件が1つ〜4つ程度売れている状態です。

合計の検索ボリュームは30なので、通常なら月に30回しか検索されておらず、検索順位1位のCTRの平均は約40%と言われているため、

30回×40%=12回

月に12人ほどしか訪問されないのではと仮説を立てることでしょう。

参考:Google Click-Through Rates (CTRs) by Ranking Position in 2024

しかし、実際には295〜486PVと、想定値の25倍〜30倍のアクセスがあることがわかります。

2万円程度ですが、3記事で検索ボリュームが0〜20のキーワードで、と考えると山奥SEOはキーワード選定次第では稼げるといっても良いのではないでしょうか?

山奥SEO戦略にも活用できる低検索ボリュームのキーワード選びのポイント

山奥SEOのキーワード選びのポイント

山奥SEOや検索ボリュームの小さいキーワードを対策するときに重要となるのがキーワード選びです。

しかし、ただ検索ボリュームがないor少ないキーワードを選べばいいというわけではありません。

個人的には3つほどルールがあると思っています。

1. 市場自体は大きいキーワードを選ぶ

ルールの1つ目は、市場自体は大きいキーワードを選ぶことです。

市場が大きく、ニーズもあるジャンルは、軸となる単ワードのボリュームが大きく、テールワードのバリエーションや数も多いです。

そのため、ある程度ニーズのある市場の大きなジャンルから試してみるのが良いでしょう。

2. 3語以上のロングテールキーワードを選ぶ

次に単ワードや2語ではなく3語以上のロングテールキーワードを選ぶことです。

単ワードで検索ボリュームがないキーワードの場合は、ニーズがほぼないに等しいため造語のような領域になってしまいます。

さすがに検索されないことには始まらないので、3語以上のロングテールから探してみるのが良いでしょう。

3. 対策キーワードの前に検索されたキーワードを意識する

そして、3つ目は検索のフロー(特に直前)のキーワードが存在していることです。

ある程度ボリュームのあるキーワードの、サジェストのサジェストのような、軸となるジャンルキーワードの2から3階層下のキーワードが狙い目だと考えています。

具体的には、LSIキーワードやPAAなどを参考にテールキーワードを探していくのが良いでしょう。

サジェストキーワードやLSIキーワード、PAAには、検索ユーザーが意図的に検索しないが、目についたら検索してみようという潜在的なキーワードが含まれているからです。

新しい言葉を作るのは難易度が高い

今回の「山奥SEO」というキーワードのような、誰も知らない、検索されることも、対応するコンテンツもないキーワードを対策し、将来的に当てるというのは難易度が高いです。

そのため、業界や現場に精通しており、リアルなユーザーニーズを獲得できる人以外は推奨できないでしょう。

ただし、トレンド性のあるキーワードをトレンドブログに近い形で将来的にボリュームが大きくなることを見据えて、低いうちに先行者として対策しておくというのは山奥SEOに通づるものを感じます。

山奥SEOの今後と考察

よく考えてみると、X(Twitter)で起きたこの一連の流れ自体が、山奥SEOなのかもしれません。

世の中にない造語がSNSを通じて拡散され、話題になり、そのキーワードで記事を書き始める。

記事を見た人が、検索をすると、キーワードの検索数が増える。

私達は今、世の中から新しい言葉が生まれて世の中に浸透していく、まさにその瞬間に立ち会っているのかもしれません。

言い換えると、検索ボリュームが0の造語に、検索数が生まれるその瞬間に立ち会ったということです。

規模感は違いますが、世の中のバズや流行語などもこのようなフローを辿って広がっていっているのだろうと実感しました。

それこそ、まさに山奥SEOだといえます。

今回の山奥SEOの一連の流れで見えてきた検索結果の変化

そして、もう1つ面白かったのがみんなが一斉に存在しなかったクエリに対して、コンテンツを投下し、SNSで拡散、認知されることで起きた検索結果の変化です。

6月2日時点では、検索結果下部の関連検索には以下のようなキーワードが並んでいました。

しかし、6月3日現在では1位を獲得している柏崎さんのトピッククラスター分析ツール「ピラクラ」を含むキーワードツール軸に置き換わっています。

「山奥SEO」の関連検索欄

トレンドが生まれて、次々に対応するコンテンツが投下され、リアルタイムで変化していくSERPsはなかなか見れるものではないので、面白い経験をさせてもらいました。

【2024年6月4日追記】やはりドメインの勝負だった?

6月4日に朝起きて検索結果を見ていたら順位が入れ替わっていたので、そこからわかることをまとめておきます。

昨日までは柏崎さんの公式サイトとX(Twitter)が1位〜3位を獲得しており、SEOとの関連性の観点から?といわれていました。

しかし、6月4日にはboost!さんが作成した「山奥SEO」というアカウントと、ヤフー知恵袋の投稿が上位を獲得。

さらには、何者かによってQiitaに投稿された「山奥SEOは絶対におすすめできない!SEO対策の真髄をご紹介」が2位に登場しています。

これを見ていると今のアリゴリズムが、どれだけドメイン比重なのかということがよくわかります。

山奥SEOまとめ

山奥SEOとは?

山奥SEOとは、検索ボリュームが0〜100以下のキーワードを対策することです。対象者は多くないが特定の情報や商品を必要としている人に対して、ニーズを満たす丁寧な記事を書くことがポイント。

山奥SEOの考案者は?

山奥SEOは、2022年11月28日にチラさんがX(Twitter)で発言した言葉です。

検索ボリューム0のキーワードでもアクセスはある?

検索ボリュームの0のキーワードでも、ツールと実数値には差があり、また関連する検索やサジェストキーワードからの流入があるため、想定値以上のアクセスが見込めることが多いです。

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございました。久しぶりにアフィリエイト以外の記事を書きました。というか最近は自分でライティングをすることもなかったので久しぶりに執筆して良い刺激になりました。

本当なら、最後にここに「【山奥SEOの極意】初心者でも検索ボリューム0のキーワードで月5万円稼ぐ方法」などといった教材を置いとくのがいいのかもしれませんが、あいにく持ち合わせがないのでここで締めたいと思います。

感謝を込めて、山奥SEOの考案者のチラさんのブログでも置いときます。

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