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言霊を信じて声を出さない理論~居場所はどこか?~

「何か辛いことがあったときに訴えやすいような空間づくりが大事です。」

これは、不登校の子への居場所支援に関する講演に行った日に聴いた言葉です。そして、私が過去の話をしたときの返答です。
何か、変な音が聞こえた感覚になりました。

私は、思いを声に出すことが苦手です。
自分の言ったことに対して責任を取ることを嫌うためです。

あと、言霊を信じる癖があるのも理由のひとつかもしれません。
例えば、「つらい」と声を出すと、それまで以上に辛く感じるかもしれない、本当は辛くないことが本当に辛いことになるかもしれない。。とか。

…この癖は、親からの躾?からも影響されているかもしれません。
私は、よく、自己肯定感が低いと言われます。それは、本心で「私は誰よりも劣っている」と言っているのですが、
親からは「それは嫌味になるから言うのはやめなさい。」という返しをされます。確かに、私も、そう思う。納得しています。
でも、「私は誰よりも劣っている」は本心だしなあ。。。とも思います。もやもやしているつもりはないけれど、雲一つない快晴にはなりきれない気持ち。

言霊は、ポジティブな言葉にもはたらくと思っています。
例えば、私はよく自分に「できるよ、大丈夫だよ」と言います。
そしたらなんだか力が湧いてくる(気がする)のです。

しかし、様々な場面で、つらいと言葉を出せる環境の必要性が問われています。自ら命を絶つ前に、その気持ちを吐露していれば…。
…言霊を信じている私には、もし、命を絶ちたいと思うまでしんどくなっても、隣にどんなに信頼している人がいたとしても、その言葉を直接言える気はしないです。

言霊を信じて声を出さない。
言霊を信じて声を出す勇気がでない。

そういう人もいるんだと、頭の片隅においてくれれば、少し嬉しいです。




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