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恥を与える行為=シェイミングの破壊力はその人の才能や魅力を奪う?

ようこそ、私のブログへ。
そして、おかえりなさい。

自爆系恋愛の救世主
心理カウンセラー 豊田 梨乃 です。


今日はちょっと自爆系恋愛から離れて
少しワタシのプライベート(育児)の
心理学を交えた話をと。


シェイミング(恥を与えること)
っていう言葉をご存知ですか?

何を隠そう、ワタシは「恥」の感情をずっと追ってきたので
この言葉、とっても身近なんです。


そして
子供へのシェイミング(恥を与えること)は
その子の才能や魅力を奪ってしまいかねないのでは??

と感じることが今日あったので
ここに綴ります。


どうか、
これ以上同じような体験をする子が
増えないことを祈るばかりです。



我が子の実体験より


子供が幼児園の運動の授業中に

体育座りをして

先生からの話を聞くというシーン。



昼食前の低血糖だったこともあったのか、

最近の寝不足、疲労もあったのか

うとうとして

彼女は

授業中だから「寝たらいけない」と

首をコクっコクっとして我慢していたようですが

その姿をみて

先生がいきなり大声で



「立て!」




と言って
彼女をその場で立たせたらしいのです。




大勢が集まってる場所で立たされた彼女は

涙が溢れても声を殺して

それを拭うことしかできなかったと。



幼児園の帰り道にこの話を本人から聞いて




「シェイミングが
まだ教育の場面であるのか」


と悲しく思いました。





シェイミングは

相手をコントロールしやすい

いわゆるマウントをとる簡単な方法です。




「立て!」そして実際に立たせるという

シェイミングをせずに

ワタシが彼女に介入するならば



「相手の状況を確認」

:どうしたの?眠い?具合が悪いの?



「共感して」

:そっか、疲れてるし眠いんだね。



「他の視点を与える」

:疲れるよね、
わかるよ。
でも、大事な話だからしっかり聞いててほしいんだ。

あと少しで昼食だからもう少し頑張れそうかな?





こんな感じでしょうか。




シェイミング=楽、そしてこの上ない破壊力!


この手間を考えると

「立て!」という言葉と

相手を立たせるという恥を与えて

見せ物にするという

シェイミングがいかに楽か、

手っ取り早いかがわかりますよね。



そして

シェイミングはその

「破壊力」がすごいことが問題です。



一気に

相手の心をなし崩しにします。


そして

大人になっても

その傷ついた心は

覚えています。




私自身、

幼児期のシェイミング(特に父から)が

思い込み(幻想)として大人になっても

残っている問題があって

その思い込みを外していくのは

そうとうな時間と手間がかかりましたし、

とっても苦難でした。




この上下関係が全てという

固定観念は




「親:上 > 子供:下」


とういう図式なんでしょうかね。



もちろん、敬う、はわかります。


先祖があったからこその
自分が在るというのもわかります。



だけど、

「敬う」だけフォーカスするのではなく、



「この世に産まれた命」



ということであれば

人類みな同じであると思うんです。


「親:命 = 子:命」



子供であっても大人であっても

世界にたった1人の唯一無二の人間。


そして


「祖先がいたこと、そして私たちが今いること、すべてに感謝」

だとワタシは思います。



敬う、そして全てに感謝という形に変えて。

代々受け継がれてきた

大人と子供を上下関係のみで対応していくことを

変えていきたいんです。





帰り道に

彼女にこう話しました。



彼女へのメッセージ


「どうか、自分を責めないで。

眠るなるのは人間なら誰でも当たり前なんだよ。


体の大切な機能だからね。

ママだって今日眠くてうとうとしたよ。


きっと先生は

大事な話を聞いてもらいたかったのかもしれない、

でもアナタが

「立て!ってみんなの前で言われてとっても傷ついたこと」は

本当に悲しいことだよね。

すごく胸が痛いよ。



ママはね、

どんなアナタであっても

大好きだよ。

そのままのアナタで
十分だよ。


いつも頑張ってるって知ってるからね。



最後に一つだけ

約束してほしい。


どうか、自分を嫌いにならないであげてね。」



子供は頷いていました。



愛情を素直に伝える。


大人の都合で

子供達の「ワタシらしさ」「才能」「魅力」というやつが

これ以上奪われるのは本当に嫌です。
本当に悲しいからです。




きっとシェイミングでしか
教育の仕方を知らないのなら
コミュニケーションを知らないのなら
相手との関係構築を知らないのなら
愛情を示す方法を知らないのなら

どうか、

教育者として

いや人間として

もう一度じっくり考えてほしいものです。


シェイミングの破壊力は
「ワタシが私であっていい」ということ
すなわち、
「才能」「魅力」「ありのまま」
というものを奪うものだと
心の底から思います。

どうか、
素直に愛情表現を伝えていける
大人が増えますように。


この話を教えてくれた彼女に感謝をこめて。


では、今日はこのへんで、
またお会いできるのを楽しみにしてます!
ごきげんよう♪





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