見出し画像

過度な守りで失うもの

陽ざしを浴びると幸せホルモンが出るそうです。
紫外線を浴びると、お肌に大敵と敬遠されますが、
生きて行くうえで大事な役目も果たしてくれます。
 
 
陽ざしを浴びると、脳内に幸せホルモンが出るそうです。
なので、気持は安定し、穏やかな気分になり、
自律神経が調整される。
 
 
殺菌作用もあり、消臭作用もあり、
浄化作用も、身体の免疫力のアップしてくれるのです。
昨日は、そんな太陽の陽ざしがくれる
贈物の話しをさせて頂きました。
今日はその続きです。
 
 
実は他にも、日照量が少ない事により、
起こりやすくなる病気もあるそうです。
太陽の光があまり取れない事により、
うつや、生活習慣病になりやすくなる。
また、ビタミンDの不足により、生じる症状も。
 
 
ビタミンDを多く取っている高齢者は、
認知機能障害のリスクが半減するそうです。
 
 
「認知機能」は知的な働きである、記憶、推理、学習、
言語等を含んだ意味です。
認知機能障害は認知症が発症するリスクを高めると考えられます。
 
 
ビタミンDが欠乏する事により、多発性硬化症、または
パーキンソン病に関係するのでは、との示唆もされています。
認知症も進むとか。
 
 
そして、ビタミンD、これから育っていく子ども達にとっても、
とても大事な役目を果たしてくれます。
 
 
昨日も書きましたが、私の赤ちゃんの写真、
ひなたぼっこしている写真ばかりなのです。
母が、おひさまの陽ざしを浴びるといいって
いうから、お母さん、なるべくひなたぼっこさせた、
と言っていました。
 
 
昔は、そんな記載が母子手帳にしてあったそうです。
昔は、みんな夏休みになると真っ黒に焼けて、
誰が一番黒いかなんて、クラスで話題になって。
日焼けサロンとかも流行っていて、
真っ黒な顔に金髪のギャルを
よく街で見かけましたが、
今は真逆で、いかに紫外線を浴びない様に、
駅からなるべく地下道を歩き、
絶対に窓の側には座らない、なんて同僚もいました。
勿論、真っ白でしたが。
 
 
1998年に、厚生省が、
母子手帳から日光浴の文字を消した。
外気浴だけが推奨されるようになったそうです。
そして、その前後から、大手メーカーで、
子ども用の日焼け止めが大々的に発売され始めた。
美白ブームの到来。

くる病(骨軟化症)ってどんな病気かご存知ですか?
子どもの時に、カルシウム・リンが骨基質に十分に沈着せず、
骨塩(セメント部分)が不十分な、弱い骨が出来る状態です。
(引用:http://www.j-endo.jp/modules/patient/index.php?content_id=87)
 
 
どのような症状かというと、骨が柔らかい、曲がりやすい、伸びにくい。
子どもであれば、頭蓋骨を指で押すとへこむくらいソフト、
乳歯がなかなか生えない、虫歯が多い、下肢が曲がりO脚やX脚に
なったりする、身長が伸びない、転びやすい等です。
 
 
くる病になる原因は、カルシウム、リン、ビタミンDの不足
と言われています。
 
 
でも、いくらカルシウム・リンを食べても、ビタミンDが不足していると、
腸から体内になかなか吸収されません。
ビタミンDを不足させない事は、
くる病を予防する上での大事なポイントになるそうです。
 
 
2014年のNHK「あさイチ」で、
「くる病」が近年増加している特集がなされたそうです。
 
 
東京大学大学院の北中幸子准教授によると、
「最近、関東地方の健康な子ども、69人の
血中ビタミンD濃度を調べた結果、
およそ4割の子どもで、不足していた。
くる病が増えている原因は、ビタミンD不足
の子どもが多いからだ」と指摘。
さらに、ビタミンD不足の原因として, 
母乳育児の広がりも原因のひとつだとしているそう。
(引用:http://healthpress.jp/2015/04/post-1731.html)
 
 
どうも母乳には、ビタミンDが少ないため、
完全に母乳だけに頼ると、ビタミンD不足になる
可能性があるようですね。
 
 
昨日の記事でも、
日本人のおよそ半数がビタミD不足との推計
と記載しました。
 
 
日本人はビタミンD不足らしいのです。
何故でしょうか?
その前まで、くろんぼ大会があったり、
真っ黒に日焼けした女優さん達が、広告に出ていませんでした?
日焼けサロンがはやり、ガングロギャルとかいましたよね。
それが、いきなり美白へと大変化。
 
 
日本内分泌学会によると、
「社会全体で、紫外線による皮膚がんのリスクや皮膚老化のリスクを
過度に気にかける傾向があります。このため、乳幼児・小児期に
おいても紫外線暴露を避けるように推奨する風潮があり、
くる病が増加傾向にあります。
しかし、ビタミンD不足およびくる病の発症予防のためには、
外に出て日光を浴びることも大切です。」とのこと。
http://www.j-endo.jp/modules/patient/index.php?content_id=87
 
 
私が赤ちゃんの時って、裸で日光浴をさせられました!笑!
裸でなくてもいいと思いますが!笑!
母子手帳に書いてあったそうです。
「外気浴や日光浴をしていますか」と、質問形式で。
その母子手帳が、1998年に改定された。
「日光浴」が削られて、「外気浴をしていますか?」になった。
 
 
実は、この改定に対し、沢山の意見が出されたそうです。
1997年11月4日、当時の厚生省の
中央児童福祉審議会母子保健部会が開かれ、
そこで厚生省より、紫外線の害が学会で報告されているので、
日光浴を母子手帳から外すという案が示された。
 
 
小さい頃から紫外線を多く浴びると、
皮膚癌の発生率が高くなる、というオーストラリア等
で実施された調査をベースに作られた原案。
 
 
それに対し、白人のデータではなく、黄色人種において
どのくらいの発癌発症率かのデータが見たい、皮膚科では、
遺伝的な劣勢遺伝子のリスクが高いと論じているため、そういう
例外を除けば、ほとんど問題にならないと考えられる、等の
指摘が、会に参加した委員から出された。
 
 
「病理的な立場だけではなく、暮らしの視点で密室の中での
保育に過ぎることが心配。(日光浴という言葉は)ぜひ残していただきたい」
と言った委員まで居たそう。
(引用:http://healthpress.jp/2015/04/post-1731.html)
 
 
にも拘らず、厚生省に宿題を残した形ですが、基本的には
原案どおり改正していくという方向ですので、ご了承下さい、
と、厚生省は原案をそのまま押し切った。
 
 
そして、大手の化粧品メーカーから、次々と
子ども用の日焼け止めクリーム、UV化粧品などが発売される
キャンペーンが2000年以降に実施され始め、
2013年度の売上高は、前年度比11.2%増の407億円まで上がった。
 
 
そして、2000年以降、子供達のくる病が増加し、
稀であった病気が、ごくありふれた病気に変わってしまった。
今では、学校の騎馬戦で骨を折る子供もいるので、
騎馬戦を運動会でやるかやらないかの論議もあるとか。
しまいには、子ども達の騎馬の周りに、先生達が囲み、
万が一,上の子が落ちてもキャッチできる体制で行われたとか。
 
 
なんか、それ、不自然でないですか?
私達って、太陽のお陰で生かされているのに、何故そこまで
紫外線対策をして、しまいに子ども達の骨が弱くなる。
太陽は沢山のメリットを私達にくれています。
 
 
近年の日本では、
血液中の活性型ビタミンDが不足する子どもがおり、
『くる病』、またはその予備軍が増えている。
この原因は『日光を過度に避けること』。
日常生活において、常に日焼け止めを欠かさない、
=紫外線を遮断すること、は「過度」と考えられる。
https://iko-yo.net/articles/1403
 
 
紫外線を感知すると、皮膚にある色素細胞が、
身体を過度の紫外線から守る為に、
黒いメラニン色素を作り出し、これを日焼けと呼びます。
紫外線から、自身を守った結果が黒く焼けた皮膚なのです。
多少の日焼けは大丈夫、と聖マリアンナ特任教授の井上氏。
 
 
活性型ビタミンDは、紫外線を10分程度浴びただけでも
形成されるそう。お子さんの短時間の外出は、
積極的に行っても大丈夫そうですよ。
 
 
紫外線、紫外線ってそんなに悪い物なのでしょうか?
紫外線の事、分かっていないので、
明日は、紫外線の事を書いてみます。
 
 
仕組みを知ると、日焼け止めって必要?
と思うかもしれませんよ。
国民は、くる病になり、お肌はぼろぼろ。
儲かったのは、大手の日焼け止め関連メーカーだけ?
厚生省は何故、十分なデータの提供も、説明もないまま、
乳児に大事な日光浴を母子手帳から消したのか?
4割がくる病とその予備軍であるなら、なぜそれが
依然と解決されていないのか。
本当に国民の健康を考えているの?
 
 
と思う様な記事のご紹介でした。
明日は、紫外線の事を深堀します。
 
 
参考文献:
http://www.j-endo.jp/modules/patient/index.php?content_id=87
http://healthpress.jp/2015/04/post-1731.html
http://www.j-endo.jp/modules/patient/index.php?content_id=87
https://iko-yo.net/articles/1403
https://hairmake-prosper.com/sunscreen/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?