解説者が口にする高めスピードボールって効果あるの?! 同点の終盤、バント防止のためバッテリーがすべきたった1つのこと

こんにちは。@eagleshibakawaです。

故郷の英雄・真田幸村の赤備えがクリムゾンレッドに見える信州上田在住の楽天ファン&野球ブロガーです。

まず、noteマガジン読者の皆様に御礼を申し上げます。

今月、マガジン読者の皆様の熱いご支援と、「浪江町も楽天・横山貴明も必ず帰還する! 史上初一球プロ初勝利右腕が目指す、1軍再復帰へのロードマップ」の単売も好評を賜りまして、恐らくこのまま順調に推移すれば、今年1月下旬にnote開設以来、過去最高の月間売上になりそうです。このサポートに感謝しつつ、1つでも興味深いコンテンツ作りができればと思っています。

今回は、引き続きバント作戦について書かせて下さい。

梨田楽天のバント作戦や前々から当方が主張する「真のバント成功率」については11月7日に下記記事にまとめたとおりです。

今回はその続編です。
今度は視点を変えてみたいと思います。

野球中継で送りバントのシーン、実況アナや解説者が必ず口にするお決まり文句は『初球で決めることの大切さ』です。

野球に関しては従来の定説を鵜呑みにしない、裏付け調査をしたくなる私のような天邪鬼気質の野球好きなら、「何も初球で決めなくても・・・」と思うかもしれません。

例えば、今シーズン、パリーグ最多759本のファウルを打ち、同最多62の犠打を決めた日本ハム・中島卓也選手なら、かえって初球で犠打を決めてしまうのは大変もったいないこと。散々粘った末に犠打を決めてくれれば、相手投手にもダメージの大きい球数を投げさせることにもなり、一石二鳥。 そんなイマジネーションを思い浮かべる方もいるかもしれません。

しかし、本稿ではその思想は脇に置くこととして、今回は、『初球できっちり犠打を決める』という視点に立ってみます。

これができると、後続の攻撃もリズム良い流れになり、リズムが生まれ、点も入りやすくなる。そう言われていますよね。

確かに、バント作戦で確実に決めることは、通常の打撃と違って大切です。というのは、普通2ストライクと追い込まれても、ファウルを打つことさえできれば何度でも打ち直しができます。しかしバントはファウルが許されるのは2ストライクまで。追い込まれた後のファウルはスリーバント失敗でアウトになる。その意味でバントファウルなどのミスなく、犠打を決めることは大切な技術になります。

前回の「真のバント成功率」は、その分母は打席数でした、バントを企図した打席中、成功した比率を調べました。

しかし、今回は分母を打席ではなく、バント構えからバントをしにいったときの回数、バントスイング数(※)に設定したいと思います。

※・・・セーフティバント構えを含む。バント構えから投球を見送った場合は対象外とする。通常の打撃で、出かかるバットをガマンして見逃した時と同様のパターンで、あくまでもスイングにはカウントされないため。

その設定で2015年と2016年の楽天のバント成功率を調査すると、下記の結果になりました。ご覧ください!


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