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【戦評】 菅原押し出しに福山3失点。パリーグ相手に5戦5敗~3月9日●楽天3-6西武

倉敷3連戦の初戦は逆転負け

東日本が荒天に襲われた9日、楽天は倉敷で西武とオープン戦。
両軍で当地出身の闘将に黙祷を捧げた後、肌寒さが居座る空模様のもと、実戦を戦った。

試合結果はスコア3-6の逆転負け。

今対外戦の成績は6勝6敗1分、NPB球団との対戦成績は4勝6敗になった。

初回5番・内田のタイムリーで楽天が1点先制して始まったゲームは、6回終了時までスコア1-2の接戦になった。

翌7回は両軍が1点ずつ取り合い2-3に。
そして迎えた終盤の9回表、五番手・福山が崩れた。

詰まった当たりがヒットになる等の「不運」も重なった4安打1四球。
1死満塁ピンチから熊代、呉に連続タイムリーを浴びて3点を奪われた。(E2-6L)

楽天はその裏、西武の新外国人ワグナーから「先頭打者安打+ボーク」で好機を作って1点を返したが、反撃およばず。

これでパリーグ球団との対決は、

2/23日本ハム戦(●E2-7F)
2/27オリックス戦(●E4-5Bs)
2/28ソフトバンク戦(●E0-3H)
3/1ロッテ戦(●E2-8M)

に続く黒星で、なんと!5戦全敗になっている。

(下記につづく)

両軍のスタメン

西武=1番・秋山(中)、2番・源田(遊)、3番・浅村(二)、4番・山川(指)、5番・森(捕)、6番・メヒア(一)、7番・外崎(三)、8番・木村(右)、9番・金子侑(左)、先発・高木(右投)

楽天=1番・田中(中)、2番・島内(左)、3番・銀次(二)、4番・ウィーラー(三)、5番・内田(一)、6番・岡島(右)、7番・アマダー(指)、8番・足立(捕)、9番・三好(遊)、先発・美馬(右投)

大卒7年目コンビの研ぎ澄まされたコンタクト能力

打線も空模様のように寂しく、一ケタ6安打に終わった。

そのなか、元気をみせたのは新選手会長だ。
新背番号4を身にまとった岡島が、チーム唯一の2安打と気を吐いた。

2本ともセンターから逆方向へ打ち返す当たり。
1本は高木の113キロカーブを詰りながらも左前へ運び、2本目はワグナーが繰り出した150キロを仕留めて投手足元を射抜くピッチャー返しの中安で、対外戦打率.344(32打数11安打)に上げた。

岡島もコンタクト能力に優れた打者だが、今シーズンはとくに極まっている。

対外戦35打席153球でバットが空を切ったのは、わずかに3球。
3月に入ってからは空振りがなく、同じく対外戦133球中で空振り4球と少なく好調の島内とともに、順調な調整ぶりなのだ。

その島内は今日もヒットを打った。

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