【ワンネス】

『ワンネス』とは
どういう意味なのだろうか?

言葉は聞いたことがありますが
突っ込んで考えたことはなかったです。

ワンネスをもっと知ろうとした要因は
占星術とTOC(Theory Of Constraints:制約理論)
でした。

どこかの組織機関のような名称ですが
立派なシステム改善理論です。

トヨタ生産方式もTOCを基に
カンバン方式を生み出しています。

制約理論の起源は
イスラエル人物理学者の
E.M.ゴールドラット博士
1974年に開発した生産管理用ソフトの
基になっている理論のことです。

『ザ・ゴール』の書籍でも有名です。


TOC(制約理論)を噛み砕いて言えば
流れを止める制約の改善に集中すれば
全体最適化が実現できるというものです。

鎖(チェーン)で例えると
鎖の輪の中に一か所でも弱い所があると
鎖全体の強度はその弱い輪の強度と
等しくなります。

鎖を切れにくくするには
最も弱い輪を探して
それを強化すればよく
それ以外の輪の強度を高めても
鎖の強度は増しません。

突き詰めると
全体は部分の合計で成り立つ
『コストワールド』ではなく
全体はすべて有機的に繋がっている
『スループットワールド』です。


これは占星術にも当てはまることで
10天体、12サイン、12ハウス、アスペクトは
バラバラで動いているのではなく
時空を流れるプロセスの一貫として
すべて繋がっています。

仕事、恋愛、遊び等
あらゆる分野において
分断して観察するクセがあると
「題を起こすのは火を見るよりも明らかです。


そして、このTOCを知ったときに
ワンネスの深い意味と関連しているのが
すうっと腑に落ちました。

ワンネスは
『(この宇宙世界に存在している)全ては1つ』
という意味と解釈できます。

本来、宇宙世界は二元論で構成されています。
例えば、「光」と「闇」、「善」と「悪」
「生」と「死」、「楽」と「苦」等
相反する原理や基本的要素から成り立ちます。

いわゆる『二項対立』ですね。

昨今の世界情勢を深読みすると
分断して統治する体制が執られています。

悪く言えば国同士を闘わせ疲弊し切ったところに
第三者的に漁夫の利を得るスタイルは
歴史を遡れば自ずと分かります。

良く言えば正・反・合の弁証法(アウフヘーベン)
として哲学的に実証していることですかね。

二元から非二元(ノンデュアリティ)
つまりすべての比較や分離が
終わった境地に辿り着きます。

そして自我が消え、愛になります。


さらに非二元の一歩先に
『不二一元論』があります。

不二一元論とは
世界のすべてが幻想だと気づき
神そのものを見出していくことです。

超シンプルに言えば
真理は『神は在る。それ以外は何も存在しない。』

短い言葉に深い意味がありますね。


またワンネスは科学的にも証明されつつあります。
古生物学者兼地質学者のティヤールド・シャルダン
理論物理学者のシュレディンガー等
量子力学の観点からも明らかになっています。

数千年前から
『ブッダ様』は『悟り』
として実証していたので
東洋の叡智に光明ありですね。

とは言えいきなり無欲になり
悟りを開くとなると
中々ハードルが高いです。
1人1人がワンネスを認識して
広げていけばいつか全世界に
安らぎが訪れるのではないかと。

ワンネスを強制して押し付けるのではなく
それぞれの違い・価値観を認め合い
自然体で客観視するかに尽きます。

深すぎる内容なので
全部分かろうとするよりは
こんな解釈があるなぁ
くらいの感覚でいいかと。

賢者は偉大すぎることを改めて感じました。

読んでくださってありがとうございます。

今日も皆様にとって目覚めのある
素敵な1日でありますように。

















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