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【シャーデンフロイデ】

今回は『シャーデンフロイデ』
についてお伝えしていきます。

『シャーデンフロイデ』とは
ひと言で言うと満足感。
「人の不幸は蜜の味」

「損害」「害」「不幸」などを
意味する 「Schaden」と
「喜び」を意味する 「Freude」を
合成したドイツ語です。


他者が失敗した時に
思わず湧き起こってしまう
喜びの感情のことです。

少々悪く例えると
自業自得だ、ざまぁみろと
言った表現になります。

なぜこのテーマを取り上げたか。

私自身恥ずかしながら
シャーデンフロイデに
陥っていた時期がありました。

ひょっとしたら今でもどこかで
感じている時があるかもしれません。

人間なので様々な感情が湧きおこります。

喜怒哀楽以外にも
驚き、嫉妬、羨望、恥等
多々存在します。


中でもシャーデンフロイデに
注目した理由は管理職時代に
早く手放したいと
思っていた感情だからです。

他人と比較しない
ステータスゲームをしないと
決心していながらも
時折表面に出てくる違和感が
気持ち悪かったです。

まだ抵抗しているところがあるな。
なんでもっと素直になれないのかな。

スタッフには
比較しないで自分に集中しよう。

くだならいキャリアアップの
競争は止めたほうがいい。

散々アドバイスしておきながら
実は自分自身がスタッフの成長に怯え

それを隠すために
シャーデンフロイデに
陥っていたのではないか。


スタッフがミスした時に
本来フォローするところを
自業自得だな。
努力が足りないんだよ愚か者。

口に出しては言わなかったものの
心の中で呟き責任者として
責任を果たしていなかったです。

なんて無様な姿でしょうか。

責任者なのに責任を執らない人が
どこに存在するでしょうか。

相手に対する思いやりや
寄り添う気持ちが
微塵のかけらもない状態です。

これでは患者さんを治療しても
笑顔で喜んでもらえるはずがない。

普段自分が思っていること
感じていること
発言していることは
そのまま行動に表れます。

悪口、陰口、嫉妬、軽蔑等
感じて発信すると表情に出て
人間力が低下していきます。


ではどうすればシャーデンフロイデに
陥らずに良好な感情を保てるのか。

それはシャーデンフロイデと相反する
感情を認識して感じ取れば良いのです。

相反する感情は「同情心」です。

自分も同じような状況になれば
相手を見下したり、蹴落としたりする
気持ちになれないなと思うでしょう。

また他者に共感して
寛容になることや
瞑想することも効果的です。

当たり前と言えば当たり前ですが
術中にハマっていると
周りが見えなくなり
自分を正当化しがちです。


そもそもシャーデンフロイデが
発動する理由は

他者への嫉妬

自分の中にある正義を貫いて
相手をジャッジしたい

優越感を味わいたい等

脳の本能として誰にでも
備わっているものです。

芸能人の不倫報道は
典型的な事例でしょう。


シャーデンフロイデを
悪いものだから排除しようと
捉えるのではなく
自分の中にも多様な感情が
存在するのだと受け止めることです。

対立ではなく融合、統合して
器量ある人間性を磨いていきましょう。

今日も読んでくださって
ありがとうございます。




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