Official髭男dism ONLINE LIVE 2020 -Arena Travelers-
【ライブ動画・音源を実際のものに更新】リアルタイムでは12万人が観ていたという一夜限りの配信ライブ。MCでも言っていたように、もしかしたら配信のみのライブなんて後にも先にもこれだけになるかもしれない。それならこの一夜限りの2時間を思いきりスペシャルなものに演出しようというアーティストやスタッフの熱量、その2時間をひとつ残さず受け止めようという観客の熱量は本当にすごいものを感じた。最高の思い出づくりにかける意気込みがすごく伝わってきた。
筆者は予想以上に感動したし、配信だったことがさらに感動を大きくしたものもあった。
ちなみにこの記事は、ライブの感動をいつまでも心に残しておきたいという、わりと新しめの髭男ファンが綴る備忘録的ライブレポートです。突っ込みどころ満載かと思いますが、どうぞお手柔らかにおつきあいください!
動画配信
チケットがそうそう手に入らないようなビッグアーティストのライブに行けたという特別感。しかも最前列、またそれ以上に細かいところが見えたり、演出によりアーティストと目が合うという優越感。同じ気持ちの大勢のファンたちとつながって盛り上がり、感動を共有し、アーティストを応援した連帯感。目に見えるわけではないのに、12万人が声を合わせてコーラスしたり一緒に手を挙げたりしているのがわかる、何とも言えない新しい感覚。さらには1週間のアーカイブ配信にはメンバーのオーディオコメンタリーつき動画もあり、楽器のことや裏話を教えてくれたり、メンバーと一緒にライブを観ているかのような錯覚も楽しめる。そしてこの素晴らしい体験が2,200円。いくつもの幸せな衝撃が心に残った。
ファンにはチャットがあることでさらに近づくことができた。全国のみならずアメリカやフィンランドといった世界からの参加も見られた。コメントを見る限り年齢層も幅広く、小中学生から40代ですがと恥じらいながらコメントするオトナ層もいる。家族で見たり、ひとりでお酒のお供にしたり、未成年だけでもOK、アルコールもOKの場でそれぞれの楽しみ方をしていた。もともとのチケットを手に入れることができた人もできなかった人も気軽に参加でき、筆者のような昔からのファンに混ざるのは少々気が引けるファンもウェルカムされている雰囲気があった(真相はわからないが筆者はそう感じた)。あまり曲を知らないファンへの気遣いで1曲1曲タイトルをつぶやいてくれたり、「みんなが最前列だね」「ひとりじゃないよ、みんな一緒だよ」などファン同士で声をかけあう微笑ましい場面もあり、この場ではいろいろなものがボーダーレスで優しかった。
ステージの演出
「自分がお客さんとして見たいオンラインライブをやっているという自信がある」「オンラインライブが通常のライブのただの代わりとしたくなかった」とMCで言っていたその言葉は頼りがいがあり、期待しかなかった。実際は通常のライブでは叶わないカメラワークや空間の使いかたが期待を超えてきた。ステージから360度を見せる映像と、実際のステージよりもはるかに大きく奥行きがあるように見せる空間の作りかたに圧倒された。映像も高画質で、とてもクリアだった。
曲の新しいアレンジを聴いたり、CDなどでは埋もれてしまうバックの楽器たちの存在感を感じたり、メンバーが違う楽器を弾くというパフォーマンスを見たりといった通常版のお楽しみも、アーカイブ動画を進めたり戻ったりしながら細かいところまで何度も確認できた。
メンバーのチームワークも微笑ましかった。立ち位置はバンドによくある、ドラムが後方になり見えづらくなる配置でなく、4人がほぼ横並び。「旅は道連れ」ではサポートメンバー含めピアノの前に集まって囲み、踊り、和気あいあい。「FIRE GROUND」ではいちばんダイナミックなセットと炎・花火という見せ場を、フロントマンとしてギターに託す。髭男はいつもこうだったのかはわからないが、批判を恐れずに言うなら最近の10~20代の良さである、優しくみんな平等でリスペクトしあうようすを象徴するようだった。
筆者はこれだけ実際に会場にいるのと同じくらいの感動を得ることができ、このくらい値段を越えてくるものを受け取れるなら、今後も配信だけでいいとすら思っている。
セットリスト
1.HELLO (フジテレビ系『めざましテレビ』テーマソング)
2.宿命 (2019 ABC 夏の高校野球応援ソング/「熱闘甲子園」テーマソング)
3.ノーダウト
〈MC〉
4.パラボラ
5.ビンテージ
6.Rowan
7.夏模様の猫
8.イエスタデイ (映画『HELLO WORLD』主題歌)
9.Laughter (映画『コンフィデンスマン JP プリンセス編』主題歌)
10. たかがアイラブユー
〈MC〉
11. 115 万キロのフィルム (映画『思い、思われ、ふり、ふられ』主題歌)
12. 異端なスター
13. 旅は道連れ (SUZUKI 「スイフト)CM ソング)
14. 夕暮れ沿い
15. FIRE GROUND (TV アニメ『火ノ丸相撲』OP テーマ)
16. Stand By You (Apple Music「-5000 万曲の世界へ-」CM 起用)
17. Pretender (映画『コンフィデンスマン JP-ロマンス編-』主題歌)
18. I LOVE... (TBS 系火曜ドラマ「恋はつづくよどこまでも」)
〈MC〉
19. ラストソング
〈エンディング映像BGM〉日曜日のラブレター
公演日:2020年9月26日(土)
Official髭男ismメンバー 藤原聡 "さとっちゃん" (Vocal/Piano) 小笹大輔 "大ちゃん" (Guitar/Chorus) 楢﨑誠 "ならちゃん" (Bass/Sax/Chorus) 松浦匡希 "ちゃんまつ" (Drums/Chorus)
特設サイト
ライブ音源
2021年8月、ニューアルバム「Editorial」発売日に合わせてサブスクに解禁されたもの。しかもApple Musicでは「Editorial」から採用された超高音質・立体的サウンド「Dolby Atomos」で登場!
この記事の動画は余韻にひたるべく、後に公開されたライブのダイジェストからを中心にリンクした。ダイジェストにないものは上記のライブCD(ダイジェスト)から。
Spotifyはこちら(Dolby Atmosではなくなってしまうが)。
HELLO
幕が上がり会場の熱が急上昇、期待を煽るかのようなイントロ、Hello!という第1声で全員の待ちに待っていた気持ちが爆発する。聞こえるはずもない歓声をあげるファンの熱気、ステージの4人の嬉しそうな顔。幸せのエネルギーで胸がいっぱいになる。
宿命
ボーカルさとっちゃんが力強く高く上げる腕がすごくいい。度々そういう手を伸ばしたパフォーマンスを見るが、これからすごいものを届けるという決意表明のような、バックにいるすべてのメンバー・スタッフを率いる強さのような、観客についてこい!と言っているかのような、力強くて自信に満ちていて気持ちがいい。
ノーダウト
管楽器隊が踊ってて楽しそう(ホーンセクションというらしい)。コーラスも楽しそう。一緒に踊って歌いたい曲だが、踊れないし歌う場所ではないチャットというテキストの世界で、ファン同士が「いええええー、うぉおおおーー」と大合唱。なんだろうこの微笑ましい一体感。
ボーカルは巻き舌バージョン。ホント、いろんな面を見せてくれる。ドラム・ちゃんまつの楽しんでいる表情もいい。
アーカイブでよく見ると、マイクスタンドみたいなものにアコースティックギターが置いてあることに気づく。胸の高さくらいで浮いているようにも見える、初めて見た斬新なスタイル。どうやらエレキギターをかつぎながら演奏するため、アコースティックギターを固定する目的だったらしい。
〈MC〉
無観客をいちばん感じる瞬間。熱々のパフォーマンスから急に現実に戻され、観客として直接盛り上げてあげられなくてごめんねとすら思う。とはいえ、会場のざわざわやマイクやスピーカーのエコーがない分、話がはっきり聞こえるのが快適。
曲間やMC前後など、照明が落ちてたステージで何が起きているのかも映し出されることがあった。ライブ会場にいたら見えないbehind the sceneが見える特別感がある(ライブDVDとかではある?)。
パラボラ
澄んだシンセサイザーの音がキラキラしていた。これまでになく澄んでいたように聴こえたが、ライブバージョンで音を変えていたのか?真相はどうなのだろう。
ボーカルを堪能できる曲。美しいファルセット。「レポート」あたりの何年か前のボーカルから比べると、断然なめらかで伸びがあって磨きがかかっているようで、今が最高と思ってしまう。この先ボーカルはどう変わっていくか楽しみにしておく。
ビンテージ
キャッチーなベースとコーラスのイントロで現れた満点の星空に衝撃を受けた。無数のちいさな電球がホールいっぱいに吊り下げられていた。工夫されたカメラワークは会場の奥行きも感じさせ、満点の星の中にいる錯覚が起こる。セピア色の照明がビンテージ感を出し、ワインレッドの衣装もぐっと際立つ。美しいメロディーと美しいボーカルが雰囲気を作って、配信だからできる最高のパッケージになっていた。今回のライブでいちばん印象に残る演出。優勝!(笑)
手元の音源でこのイントロを聴くたびにあの映像がよみがえり、いつでもこの瞬間に戻ってしまう。これからもずっと2020年9月26日に引き戻され続けるのかもしれない。
Rowan
オーディオコメンタリーによると、8mmフィルムを使ってレトロな画を作っているとのこと。ライブでそんなMVみたいなことができるのかと!ステージがより狭く感じられるカメラワークで、ライブハウスかジャズバーにいるような感覚になる。DJは何をやっているかと思ったら、違う曲(Trailer)をバックに流していると知って震えた。チャットでは画角が4:3に変わっていることに気づいたファンがいた(アスペクト比)。すごい観察力。神は細部に宿るということか。このライブはダイナミックかつ緻密な計算がされていた。
好きな曲はその時の心情で多少変わったりするが、筆者にとってこの曲はナンバーワン。ライブで聴くことができて大満足だった。エレキギターがかっこいい。表現力が高いボーカルが美しい。この難しいメロディー、ファルセットをこんなに自然に作れる人はいるだろうかと聴き惚れてしまう。10年後20年後にもっと味が出るかもしれない。そのときまた聴きたい。
これはギター・大ちゃんが作詞作曲している。髭男はボーカル以外のメンバーも質が高い。ヒットするわけだ。
夏模様の猫
スポットライトが素晴らしくきれい。このライブは澄んでいてキリっとした白い照明が印象的で、白いライトなんて何度も見てきたはずなのに、なぜか格段にきれいに見えた。スポットライトだけのミニマムな演出に、ピアノだけで演奏される美しいバラード、切ないボーカルに引き込まれる。きっとこの曲ができたときより今の声で歌うことで、より良くなっているんじゃないかと想像する。
ちなみに筆者がよく利用しているSpotifyの「This is Official髭男ism」というプレイリストにこの曲がライブ後すぐ追加された。Laughterやパラボラなど新曲も、頼まなくても発表後すぐに入ってきている。親切すぎる。ありがとうSpotify。
イエスタデイ
雨が降っているのを窓ガラス越しに見ているような水滴映像はどう作ったのだろう。ミラーボールで作った白い粒がステージ全体に当たって、透明感が増したような映像。明るさでステージの広さがわかり、「ビンテージ」と比べてコンパクトに見える。「ビンテージ」ではステージ両脇&上部のスクリーンも上手く使っていたのだと気がつく。
Laughter
イントロの沈んだような音のギターがかっこいい。CDで聴いていても十分良い曲だが、感動的なコーラス部分など、ライブで観ることでぐっと心に飛び込んできて涙腺を刺激する。
タイアップの映画を思い浮かべるファンが多く、コメントが忙しかった。「ラララ」というコーラス部分では、やはりチャットで「ラララ」の大合唱が起こった。
一方、オーディオコメンタリーでならちゃんが放った「ちょーやばいキリン 」に爆笑。ちょーやばいキリン(クレーン)が接写から観客席の奥まで引きの映像をワンカットで撮っている。なるほど、「ビンテージ」の広い空間もこれが活躍したのだろう。
たかがアイラブユー
イントロのスキャット!トークボックスというらしいホースを初めて見たが、どういうしくみなのだろう。ソウルフルなアレンジに嬉しくなり、気分が上がる。ライブで際立ってくる楽器のひとつひとつを感じる楽しさ。オトナ層も喜ぶ1曲になっていた。
チャットでは「往復ビンタ」がグーになっていたことで沸いていた。
〈MC〉
いっぱいいるからメンバー紹介、割愛(笑) サポートメンバーもリスペクトしていて素敵です。
115 万キロのフィルム
ステージ右側からひとつの線上にメンバー4人を並びで撮るアングルが良い。最後の長く伸ばしたボーカル、この美しさに勝つものはあるだろうか。
これもタイアップの映画についてコメントするファンが多かった。冒頭のセットリストにあるように、髭男のタイアップの多さは異常なほど。メンバーの実力だけでなく、スタッフも素晴らしいのだろうなといつも思っている。
異端なスター
みんなで楽しそうにステップを踏んでいるのに合わせて、チャットの中でもファンが揺れていた(らしく)会場で一緒に踊れないのが無念。にこにことステージ上を歩き回るならちゃん、大ちゃんがかわいい。サポートメンバーと仲が良いのが髭男の魅力でもある。
コメンタリーによると、昔はこのキーがギリギリだったけど今は楽に思うとのこと。天才もこういう時期を経ていると思うと勇気づけられる。
旅は道連れ
ベース&サックス・ならちゃん作詞作曲。生でも音をはずすことがない上手なボーカルでも大活躍。髭男メンバーの質の高さたるや!大ちゃんのためにマイクを持ってあげたり、終始にこにこしているならちゃんがひたすらかわいい。
ステージ上のみんながカメラを囲んで集まり、カメラが中に入って360度回ることで観客はあたかもその輪の中心にいるような、配信だからできた演出。メンバーの表情もよくわかり、みんな心から楽しんで演奏しているのがわかってとても楽しい。演者が楽しんでいるものというのは受け取る側も楽しくさせる。
電子レンジはライブでも鳴った!(オーブントースター?)
動画ではさとっちゃんとならちゃんの変顔を要チェック!
夕暮れ沿い
本気のビックバンド登場で驚いた。このアレンジはたまらない!サックス、トロンボーン、トランペット、ピアノ、どれも上質で最高。ならちゃんのサックスソロ!ボーカルもどこまでも幅が広い。ピアノソロ、かっこよかったなぁ。
今回のライブではメンバーがいろいろな楽器を演奏していることに拍手。みんななんて芸達者なのだろう。ファンを楽しませる引き出しが無限大。
そして映像はいつのまにかまた4:3の画角になり、メンバーいわく昔の「伝説のライブ」風の映像の編集でビッグバンドが流行った時代を作っている。
チャット上でファンも大盛り上がり。さとっちゃんの最後のガッツポーズにやりきった感が出ているが、ファンもガッツポーズなのだ。
FIRE GROUND
ライブと言えば!筆者はカウントダウンTV・ライブライブで観て以来、この曲をライブアレンジで観るのを心待ちにしていた。
大スケールの映画のようなイントロが流れ、何やら英語のセリフが(※)。サポートスタッフもいつのまにかサングラスをかけていて、全員揃って猫ポーズしている。「犬かキャットかで死ぬまで喧嘩しよう!」か?とざわつくチャット。そしてギター・大ちゃんのステージが上がっていくところでファンが気づき始める。このイントロは「Theme of Daisuke」と名付けられているらしい。犬かキャットかファイヤーか!!大人は遊ぶときは思いっきり遊ぶ!ドラム・ちゃんまつのかっこいいカウント「ワン・ツー・スリー」のその後は笑っている場合じゃない。ウォーイ!ウォーイ!の力強い拳に合わせて上がる炎。かっこいい。これはさすがに配信より会場にいたほうが楽しめそうだ。
Stand By You
ピアノソロに変わる瞬間スポットライトに変わるイントロ。前々からこのピアノソロに変わる瞬間がお気に入りだったが、ライブで観ると本当にかっこいい。ソウルフルで大好きな曲。髭男お気に入りランキングトップ3には必ず入っている。
スクリーンに過去の武道館ライブ映像を使い、武道館いっぱいの観客が映る。「たとえ僕ら遠く離れた場所にいようとも」と歌詞を間違えるが(気づくファンがいて驚き)それに続く「変わらずにいたいよな 変わるはずがないよな」で実際にライブが開催できない今の状況を忠実に表している心の叫びになっていた、という奇跡が起きた。
Pretender
チャットの勢いがすごかった!大勢のコメントが高速であがりすぎて読めなかった(笑) 髭男はこの曲で有名になったんだなと思わせる、ファンの盛り上がり。みんないろいろな気持ちや思い出が紐づいているのだろう。
I LOVE...
何度も言ってしまうが、ファルセットの切り替えがひときわ美しいボーカル。ちなみに筆者の髭男ファンはこの曲から始まっている。「イレギュラー」のところがいけるなら地声でいけるはずの「こんなに鮮やかな色彩に」「美しすぎて目がくらんでしまう」の高音をあえてファルセットにして味を出すボーカルに魅了された。
ラストソング
最後の曲と聞いてざわつくファン。「まだ遊び足りないよ もっと歌いたいのにな」と、歌詞のすべてがまさしくライブが終わる気持ちを表している曲。客席は観客のペンライトが揺れているような演出で、そのひとつに自分を重ねたくなる。筆者ももう終わってしまう、終わらないでという思いで胸がいっぱいになり、曲に集中できなかった。目が潤んでよく見えなかった。歌い切って最後のコーラスに入った時には、ボーカルさとっちゃんは泣いていたとか。メンバーも同じ気持ちだったと聞くと、何度聴いてもこみあげるものがある。
最後に
ライブは演者が心から楽しみ、観客を楽しませようといている。また観客もそれを受け取りながら演者を盛り上げようとしている。その熱量にとても感動する。
手段はどう変わろうとも、音楽はアナログ(人間)がアナログ(人間)に向けてアナログの感動(人の心)を生み出そうとしているものであることに変わりはなく、かたちを変えて、それでもいつも人間臭く存在していくと思うと、愛おしい。
プレイリスト
このライブのセットリストを発見。ライブが終わっても、配信が終わっても、ずっと余韻を楽しめる。とはいえ、一番の願いは映像まるごと円盤化。
ライブDVD/BD
ライブ映像は約半年後の2021年2月24日、シングル「Universe」のリリースと同時に発売された。
余談
ところで、邦楽ではいつからコンサートを「ライブ」と呼ぶのが浸透してきたのだろう。筆者も使ってきたわけだが、言葉の意味としてはライブ=生・生演奏なのでライブ配信のライブ?とややこしい時代になってきた。
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