見出し画像

ナガミネオジさんの話②



✍️紹介
ナガミネオジさん
多分ジャズ系ドラマー?よく分かってはない。
私が4〜8歳頃まで母が加入してたバンドのメンバー。
セミプロとして活動してて沖縄市民小劇場あしびなーとかでイベント開催したりFMローカルのラジオ活動?とかしてたみたい。昔園田にあったライブハウスMod’sとか、石川の闘牛とか、色んな音楽イベントとか連れてってもらった思い出。あんまよくわかってないけど仲良かった笑



それから大分時は経って、全く会ってもなかったんだけど、私が20歳の頃あった出来事で、ある日突然母に連絡があった。

身寄りが居なかったナガミネオジさんが入院してる施設からだった。

脳梗塞で倒れ、もう峠を越える手前で、一度会いにきてほしいとの事だったので母と二人で十数年ぶりに会いに行った事がある。

半盲で寝たきりのナガミネオジさんに久しぶりに会った時、何故か鳥肌がブワッと立った時の感覚は今も鮮明に覚えてる。

認知症も入っていたから、同じ話を何度も繰り返してたけど、かろうじて会話はできた。

私はナガミネオジさんの事を音楽の最初の師だとも思っているので、20歳を迎えて本格的に音楽活動を続けていること、作曲も始めていたのでその事や、バンドを組んでいる事などを話しくてその事を伝えた。

オジさん喜んでくれていたなー。

それと、感謝をつたえたかったから、
「耳の事、ありがとうね〜、お陰様で治って、好きなことも見つけれたよ〜」と伝えたところ、

「良かったさ、まだまだあるよー、だーはい。」
とゆっくり手を差し出してきた。

握った手はなんか、懐かしいような、不思議な体温を感じて、ナガミネオジさんとの思い出とか、色んな思い出が駆け巡った。

あれから数えて12年。今32歳。
最近はサポートで参加してるバンドのrecが始まってて、今日もギターのプリプロ詰めてたんだけどちょうどキリ良いとこで終わったからプレイバック確認しながら一服してる時、急にナガミネオジさんの事思い出した。

今はもう亡くなってしまったから会えないけど、しょっちゅう忘れてしまう馬鹿タレだから忘れないように文章にして残しておこうーと思って散文だけど残しました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?