新規事業は人を大きく成長させるープロジェクトストーリー【e-Agency Project Story Vol.4】
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イー・エージェンシーは1999年の創業以来、「おもてなしを科学する」をビジョンに掲げ、多様なプロダクトやサービスを展開してきました。これらのサービスはそれぞれ独自の背景と成り立ちを持ち、リリースされたきっかけや展開にあたっての努力や苦悩があります。本企画「e-Agency Project Story」では、これらのプロダクトやサービスに関わるストーリーを伝えることを目指しています。
第4回目のストーリーは、顧客の行動分析ツール「Amplitude」（アンプリチュード）を担当されているDX事業本部ビジネスデベロップメント部の青木 理恵さんにインタビューしました。元々は、海外のツールである「Amplitude」を日本で広めるためにどのような活動を行ってきたか、今後どのように展開していくのか、といったお話をお聞きしました。
本インタビューの動画版はこちら→
自己紹介と現在の業務
インタビュアー：プロジェクトストーリーの第4回目となります。まずは簡単に自己紹介をお願いします。
青木： DX事業本部ビジネスデベロップメント部の青木と申します。今メインで担当しているのは「Amplitude」のセールスとマーケティングとコンサルです。それ以外の業務だとMAツールの「Blaze」や「Google Retail Search」にも携わっているので、新規事業の企画開発をまるっと担当している感じです。
「Amplitude」とは？
インタビュアー：色んな新規サービスに携わっているということなんですけど、その中でも特に「Amplitude」についてお聞かせください。
青木：Amplitudeは、ユーザーの行動データを分析するツールです。分析ツールというと「Google Analytics」をはじめ様々なものがありますが、Amplitudeはユーザー行動に特化した分析ツールとなります。
Amplitudeは「ユーザーがどう動いているのか」「自社サービスを利用しているロイヤルカスタマーはこういう人」を分析するのが得意なツールということですね。
Amplitudeは米国発のツールですので、本社がサンフランシスコにあって、世界中で展開しています。イー・エージェンシーは日本で4社ある販売代理店の内の1社で、2022年7月から販売代理店としてサービスを始め、今1年半ほど経ったところです。
Amplitudeの強みについて
インタビュアー：Amplitudeの強みはどんなところでしょうか？
青木：Amplitudeの強みは、マシンラーニングで大量のデータを機械的に統計学的な分析をしてくれるのでとにかく早く分析ができる点と、マーケターやデザイナーといったSQLの知識が無い人でも高度な分析ができる点が強みかなと思います。
「あるイベントを5回以上、3日以内に実行してくれると、よりロイヤルカスタマーに近づけます」みたいな具体的な分析結果が分析の専門家でなくとも得られるのは大きなメリットですね。
Amplitudeを担当した経緯
インタビュアー：青木さんは入社時からAmplitudeを担当されることが決まっていたと聞きましたけど、どういった経緯でAmplitudeを担当されることになったのですか？
青木：以前の会社でも新規事業開発・新規サービス立ち上げみたいな業務を長くやってまして、元々新しくなにかを作り出す仕事がすごく好きでした。
イー・エージェンシーへ転職するにあたって、面接している中で「Amplitudeってツールがあってね・・・」といった話があり、それに携われるのは面白そうだと感じて入社しました。
Amplitudeを実際に扱ってみた感想
青木：分析するためにSQL書いてデータを引っ張ってくる、BIツールに入れるというところがやっぱりハードルが高いです。上長に「新しいサービスはこうしたいです」って言ったときに「じゃあその根拠は？」とツッコまれても、そこにたどり着いたプロセスや数値を出すのがすごく難しかった、という経験もあるんですけど、Amplitudeだとそれが数クリックで分析結果まで出せるのがすごいです。
「データを大量に持っているけど、それをどうやって分析すればいいのか？」と思われているお客さんは多いです。データは持っているだけではなく、きちんと活用しないと「宝」にはなりません。
とはいえ、雑多なデータを詰め込んでも、分析し辛いので、ある程度の整理は必要です。データを積み木にたとえると、箱の中にいろんな形の積み木が入っていて、お城を作るとしたらどれを使えばいいのかしら？ってときに、きれいに並んでいた方がより分かりやすかったり、取り出しやすかったりするのと同じですね。
Amplitudeチームについて
インタビュアー：最初Amplitudeチームは何人から始まったんですか？
青木：4人です。以前の職場で同じチームだった方ばかりだったので、お久しぶりっていうチームでした。十数年来の知り合いで、気心が知れているので違和感無くチームとして動けました。とはいえ、私が入ったタイミングでは、資料も何もない状態だったので、それを0から全部作っていくのが大変でした。
今回は商材がある中でスタートしたので全くの0からではないんですけど、資料も全部英語なら、説明動画も英語、そしてたまに米国本社の方もいらっしゃるのでそこでも英語と、私は英語が苦手だったのでそこがとにかく大変でした。入社のときに、英語力は要らないと言われてたのになぁって思ってました（笑）。
新規事業に携わるモチベーション
インタビュアー：お話を伺っていると相当大変だった様子が伝わってくるんですけど、その大変なことを笑ってお話されてるんで、そのモチベーションはどの辺にあるのかなって、ちょっと気になっちゃいました。
青木：普通に働いていると新規事業に携われるチャンスってそんなにないと思うんですよね。だからそのチャンスがあるんだったら、しっかり掴むべきだし、たしかにすごく辛いことも多くて大変なんですけど、実戦で経験を積むことが自分の一番の財産になります。新規事業は、人として大きく成長できる仕事なので、そこがモチベーションになっています。
Amplitudeのこれまで、そしてこれから
インタビュアー：Amplitudeに携わっていく中で、これまでに感じてきたことや、今後こうやっていこうかなといった展望を教えてください。
青木：Amplitudeを使った分析ができるようになったのはもちろんですが。Amplitudeを扱い始めた頃は、ユーザーの行動データを追いかけようという考えがまだ日本に浸透していなくて、お客様に提案しても、「ふーん」とか「すごそうだね」だけで終わるってことが結構多かったんですけど、2023年の年末ぐらいから、「今まで持っている既存のツールで分析してきたけど、次の手としてAmplitudeを活用したいんです」という前向きなお問い合わせが入ってくるようになりました。
持っているデータをより活用して宝にするっていう動きが、日本でも本格的になっていくのかなと思っています。
Amplitudeを通じて得たもの
インタビュアー：2年前から、Amplitudeに限らず、複数のプロダクトに携わってきて、得たものや成長したものはなんでしょうか？
青木：成長したなって思うところは2つあって、1つ目は英語（笑）。全くできないので、避けてきたんですけど、米国本社からいらっしゃった方と英語のミーティングもあるので、ずっと通訳してもらうのも申し訳ないし、自分の言葉で返したいし、話していることも聞けるようになりたいと思いました。なので、英語はこの1年ぐらい頑張って、ちょっとした雑談もできるくらいは成長したかなって思います。
（※：青木さんは英語力を補うために社内で行われた社内英語セミナーに参加して英語力を磨かれました。その模様は下記記事をお読みください）
2つ目は営業スキルです。元々営業メインでやってきてないので、商談が得意っていう感じではなかったんですけど、入社した年に数十社回って、今もやっぱり年間それぐらいの数はこなすようになったので、営業力やトーク力みたいなところは成長したかなと思います。
お客様や入社を考えている人へのメッセージ
インタビュアー：最後に、この記事を読んでくれているイー・エージェンシーのお客様や、うちのサービスに興味を持ってくれた方、そしてうちで働いてみたいと思われた方に向けてメッセージをお願いします。
青木：まずはお客様に向けたメッセージから。イー・エージェンシーはAmplitude以外にも、Google Analyticsの知見も日本トップクラスで、Google Cloud等の開発もやっています。あと新規事業としてその他のツールも手掛けていますので、お客様のサポートが総合的にできますよ、というところですね。お客様に合わせたトータルな提案がイー・エージェンシーはできます。
あと、入社を希望している人に向けてなんですが、どういう風に成長したいか、というところを考えて、どういうところに携わりたいという希望を出せば通りやすいし、周りの人達もサポートもしてくれるので、入ったら楽しく働けるんじゃないかなと思います。
インタビュアー：ここでグッと成長してやろう！と思われた方は、青木さんのチームに入ってほしいなと思いました。本日はありがとうございました。
青木：ありがとうございました。
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