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超コンパクトな酒蔵で、川越の誇りをつくる。【鏡山酒造・五十嵐氏】

川越といえば、「蔵造りの街並み」。

他にも、うなぎや、さつまいも、COEDOビールなど、美味しいものとたくさん出会える場所。

ということもあり、都心から近い、観光スポットとして、大きな盛り上がりを見せています!

そんな小江戸・川越に、超コンパクト、しかし、大きな存在感を放つ酒蔵があることをご存知でしたでしょうか。

そう、それが今回お伺いさせていただいた、「鏡山酒造」さんです。

100年の想いを継ぐ。日本最小クラスの酒蔵

鏡山酒造は、 日本屈指の極小サイズの酒蔵。
な、な、なんと、大きさはテニスコート1面分ほどしかありません。

テニスをしたことがある方なら、誰でもその広さ(というか「狭さ」)を容易に想像できることでしょう。

そんな酒蔵で、川越を代表するお酒「鏡山」はつくられております。

実は、継承者がいなかったために、2000年に廃業されて、世から姿を消してしまった鏡山。

しかし、そこから7年の時を経て、

「川越の地酒を後世に残したい。」

という熱い想いで立ち上がり、鏡山を復興させたのが、
ビートルズと、ももクロをこよなく愛する鏡山酒造の代表・五十嵐氏。

鏡山酒造 五十嵐代表

元々は一般企業の営業マンをされていたところからの一念発起。
とはいえ、家業も酒蔵だったというから、きっと酒づくりの血が騒いだのでしょう!

少数精鋭。だから、全てを自分たちで。

鏡山酒造は代表、杜氏、蔵人の方たちを入れて5人で運営されている酒蔵。

だから、できることは全て自分たちでやられているそうです。
お酒をつくって終わりではなく、お酒の瓶にラベルを貼ったり、箱詰めしたり、配達をしたり、皆で一丸となって、とにかくやれることは自分たちでやる。

ちなみに、2023年現在で、蔵人の平均年齢は28歳というフレッシュさ。
杜氏も、30歳という若さで、新生鏡山もまだ16年目。

ということで、これからがますます楽しみですよね。

さらに、鏡山酒造さんのポリシーは、やはり「埼玉」を盛り上げるという熱い気持ちです。

だからこそ、お酒の原料である酒米も、埼玉のブランド「さけ武蔵」を選定。
「埼玉のお米を大事にしたい!」
という想いを五十嵐氏からお伺いしました。

さらには、小江戸ビールとのコラボ商品を発売したり、地元の企業とタッグを組んで精力的な活動をされているそうです。

そんな取り組みが評価されて、Made in SAITAMA優良加工食品大賞2023で優秀賞を受賞するなど、今では埼玉県からも多数の賞をもらうほどに注目されているんです。

小江戸の街から、世界に鏡山ブランドを

埼玉県内での人気を不動のものにしている鏡山ですが、今ではフランスのKura Masterでプラチナ賞を受賞し、世界にもそのブランドが広がりつつあります。

お酒のみならず、五十嵐氏も、フィリピン政府に招待を受け、マルコス大統領に日本酒のアテンドもされたというから驚き。
会場として使われているホテルの和食店でも、鏡山が愛飲されています。

他にも、香港、台湾、シンガポールなど、アジア圏を中心に、輸出量を少しずつ増やしているのだとか。

五十嵐氏も小さい酒蔵で製造量に限界はあるものの、「世界に愛されるお酒づくり」は今後の蔵の展望としては、とても重要視されているようです。

地道な努力の裏には、埼玉だけでなく、「日本の文化を海外に広める」という使命感も節々に感じることができました。

「鏡山」は米の旨みが溢れる芳醇な味わいなので、特に、川越名物のうなぎとの相性が抜群とのこと。
ぜひ、川越を訪れた際は、「鏡山」で一杯楽しんでみてはいかがでしょうか。

今回は、鏡山酒造の五十嵐氏を取材させていただきました。

>>>鏡山酒造・公式ホームページ


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