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良い風      詩

良い風が強くカーテンを揺らす日は
扇風機の効く力を感じない。
何かささやいているようだ。
髪が揺れて顔面に当たるカラリとした
青天に夕方の喜びの風は梅雨明けを
表したためかオーバーにひきつける。
小さな小窓でもびゅんびゅん入り心地良さは冷房とも違う涼しさだ。
夜吹けば安眠が約束され、かけ布団はいらない。
ああこの気持ち良い風をエアコンの
涼しさしか知らない母にも当たらせて
あげたい。

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