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十字架     詩

娘の婚期が定まれば十字架も外れる。
娘が結婚すれば、かるってた罪も滅びる。ああ何て罪を作ってしまったんだ。彼をムリに引っぱり出し、求職中の彼の邪魔をした。
誘惑をするつもりじゃなかったが、
さかりのついた猫のはしくれにもならず嘆くんだ。哀れなのは父を奪われた
娘なんだ。私が与えた物なんて微々たる母乳で粉ミルクでおぎなった。
ゴメンネで済めばいいと思うのか?
全くなんて母親だ。
せいぜい悲しんで愛しさを倍にして与えるんだ。
それが私の詫びる事。

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