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じいちゃん  詩

ただいまーと学校から帰ると年寄りの
じいちゃんがおかえりーと待っていた。ねえじいちゃん菓子パン欲しさに
ママに千円ちょうだいと手を開いたね
よたよたしながら安い卵と菓子パンを
買いにスーパーにいったものだった。
酒につかっていた若い頃とは別人の
様だった。私が赤ちゃんの頃まだ
寝ついてはいなかった。私を乳母車に
のせて、遠い鳩がいる神社まで
連れて行ってくれたらしい!
酒はまだその頃はよく飲む口であった
と母は言っていた。そのため夜おそく
まで台所から離れられず酒飲みの
じいちゃんで通っていた!でも
飲み過ぎはダメだよ。ある日倒れ
脳卒中だった。じいちゃんは動きが
スローモーになり杖をつくお年寄りに
なってしまった。やはり生老病死は
まぬがれぬとゆう様に若かった
じいちゃんも病に負け老け込んで
しまった。死に至るため十数年
寿命があったが私が見る限り、
どこまでいってもヨロヨロした優しい
おじいちゃんであった。

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