「多様性」の裏を知る

”多様性を評価しすぎることが、分断に繋がる”
”一人一人の違いを尊重することは大切だが、「多様性」は「不干渉」と表裏一体で、社会がバラバラな現状を肯定する免罪符ではないかと感じる”
”多様性はむしろ個々の体の内にあると考えるべき”

 -琉球新報 2021/1/1 いとうせいこうさんと伊藤亜紗さんの対談より

年始に届く大容量の新春特大号の新聞から、今年最初に気づかされた上記。なるほど、確かにそうかもと感じた。
特に気にせず、「個性」として捉えていたその人の素振りや言動が、「多様性」のうちの一つとして「枠」が見えてきた場合、その枠に対する意識やそれに対する判断が生じてしまう。その結果として負の感情が生まれてしまうケースも無いとは言えないだろう。

「正しく知る」ことが必ずしも正しいことではない。

かなりレアなケースではあろうけども、とかく世界は複雑なのだな。

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