見出し画像

AI時代のヒトの価値

図らずともITに関わる仕事に就き20年が経過するが、AI時代への突入により、この先の業務の行く末に不安感がないわけではない。

が、「シンニホン」から希望をもらう。

”ヒューマンタッチ”の章より
現在はまだAI導入期、しばらくは技術プラットフォームの良しあしが競われる時代が続くが、コモディティ化した後はヒューマンタッチ(人間的な接点)がこれまで以上にビジネスでの価値創造、価値提供の中心になっていく。
人間は合理性を求める一方で、ヒトの温かみやヒトを通じた価値を大切にする生き物である。AIが毎回正確に提供してくれるサービスよりも、不揃いでも誠心誠意でヒトが提供してくれるサービスなら、後者の価値が高くなるだろう。
デザインにおいても同様で、ヒトならではの感性と技でこだわりぬいたものはヒューマンタッチが感じられ、付加価値はずっと高くなる
~~

ちょうどそれが実感できる出来事が最近あった。
小学校の周年事業で記念ボトルを作ろうということになり、ラベルデザイン討議の際、題字を既定のフォントにするか誰かの毛筆にするかとなり、私は筆好きな性分から自身の担当でと立候補した。
候補として委員に提示した題字は、趣味の延長線レベルの出来栄えであり、バランスでみれば規定フォントがやはり優れる。
しかし「優しさを感じる」という感想もあり自筆の方向で進んでいくこととなった。

この経験がもたらす価値は、かなり嬉しくもちろん自信にも繋がった。
今にとってタイムリーな知識と経験、またこの先の様々な方向性での生き方のヒントも掴んだ感じがする。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?