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【みちらん06】黄金の日日を訪ねて ~町衆の活気が築いた堺~

大阪府堺市
距離:7km 堺東駅~大浜公園

半世紀近く前、大河ドラマ「黄金の日日」で伝説の貿易商人呂宋助左衛門を当時新進気鋭の市川染五郎が颯爽と演じました。その舞台が堺の港。

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南蛮貿易の花形は鉄砲。堺の金属加工の技術は、鉄砲の複製にも生かされ、その技術は堺打刃物やシマノの最高級自転車パーツに伝承されていきます。

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南蛮貿易で財を成した今井宗久ら豪商たちによる自治都市として発展しました。彼ら町衆は自由で活気ある独自の文化を生み出しました。茶の湯を大成した千利休も堺の出身。ビルに囲まれた屋敷跡から、チンチン電車の阪堺線と一緒に歩きます。

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ザビエルが来日した頃の海岸線はこの道あたりでしたが、江戸時代以降埋め立てが進み新たな町割が作られました。電柱の「丁」の表示にその名残りを感じることができます。

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南蛮船が着いた頃とはすっかり様変わりした港で、ひとり取り残されたかのように建つ旧堺灯台を見学した後は、一等三角点のある日本一の低山蘇鉄山を「登山」して、堺の散策を締めくくります。

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[星の数] ★★★(そのために旅行する価値があり、後世に伝えたいみち)



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