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しくじり社長の旅館奮闘記 Vol.2

倒産寸前を何度も繰り返し、しくじりだらけの人生を少しでも教訓として役立てられたらと思いまして、私が学んだことを配信していきます。
皆様のお役に立てたら幸いです!


【会社の現状は社長の投影】

これは、私の師匠から何度も言われてきた言葉です。

最近、結婚や出産、またコロナ禍もあり、ここのところ社員の退職が増えていました。私はそれをどこかで環境のせいにしていたり、その人の事情に捉えていましたが、私自身に原因はなかったか?と捉えるようにしています。

結局、結婚や出産をしても働きやすい職場環境を整えていれば、リモートなどでも働くことはできるし、隙間時間で稼ぐこともできます。コロナの影響はあるにしても、会社に魅力があれば、社員さんも残ってくれます。そういった環境整備や魅力づくりが、まさに社長の仕事であり、それをさぼったがために目の前の現状が起きていると思わない限り、現状は良くなりません。

昔、幹部が大量にやめていってしまった時にこんなことがありました。旅館はお盆は繁忙期です。10日以上満館の日が続く時もあります。そんな時に、フロントマネージャーが友人の結婚式があったので、忙しい日に2日会社を休みました。翌日出社してきて早々、私が
「忙しい時に、休みを取ったんだから、みんなにお礼を言うんだぞ」
と言ったことが、だいぶ気に障ったようです。
「そんなこと、分かっとるわい!こっちだって、好きで休んでるんじゃないわい!前から段取りもしてきたわい!」
という思いがあったようです。そこで、私への信頼が崩れました。

その時に、「結婚式どうだった?ご友人の幸せを祝えて良かったね。」とでも、言っていたら違っていたでしょう。

当然、この一言がすべてではないと思いますが、社長の言葉一つが、人を傷つけ、信頼をなくしてしまいます。たった一言で、すべてが変わるので、私たちの言動は、本当に気をつけて発言していかないといけません。

逆に、たった一言で救われたケースもあります。
インターンシップで来ていた学生に、
「教えてもらった事だけでなく、社員の動きを見て、それを真似ていたね。来たばかりなのに、立派だったたあ。」
と何気なく言った言葉が、その学生に残っていたようで、
「あの時に声をかけてもらったことがうれしくて、この業界にしようと思いました。」
と感想に書いてくれました。

人は植物を育てるのと一緒で、毎日水や肥料をやることが大事だと教わりました。それは、声がけ。声とは「肥え」。肥料と同じです。私たちの言葉は肥料と思って、どんどんかけていくことですね。


「社長の言葉はフォークやナイフのような道具ではない。
銃や大砲のような武器である。」


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