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しくじり社長の旅館奮闘記 Vol.22

倒産寸前を何度も繰り返し、しくじりだらけの人生を少しでも教訓として役立てられたらと思いまして、私が学んだことを配信していきます。皆様のお役に立てたら幸いです!


【自分の活かし方】

私は、いろいろな人を教育しようと自己流でいろんなことをやりました。そして、多くの人が弊社を去っていきました。そんなことを25年も続けてきて、今は前より少しはましな組織になってきたと思っています。

そんな中で、今少しずつ確立してきているものが「自分の活かし方」という自分のあり方・活かし方教育です。
基本的には、
1.自分という乗り物の特徴を知る
2.自分という乗り物の運転をうまくできるようになる
3.自分の進むべき道路を選ぶ
という3点が基本です。一つずつ解説していきます。

1.自分という乗り物の特徴を知る
これは、自分自身というのが、一番分かりにくかったり、誤解していることが多かったりするので、まず正しい自分を把握することを大事にします。その為には、周りからフィードバックを受けたり、人に見てもらったりすることです。

2.自分という乗り物の運転をうまくできるようになる
これは道路交通法に沿って、運転できることです。社会にはルールがあります。そのルールにそって自分をコントロールできるようにします。まずコントロールできることとコントロールできないことを分けることからです。

3.自分の進むべき道路を選ぶ
乗り物が分かり、運転ができれば、おのずと自分の進む道が見えてくるものです。その自分の道の選び方は、客観的な人のアドバイスを聞く、自分が何のために誰のために生まれて来たのか、そして支えられている事実に目を向けて、お返ししていくことの中に進むべき道が見えてきます。


私は社員に退職してほしくないですし、ずっとこの仲間で仕事をしたいなと思っています。しかし、25年間やってみて、なかなかそれが叶わないことが分かってきました。人はそれぞれ自分の人生を持っています。その人の人生はその人の人生です。私の人生ではありません。なので、私は卒業していく会社にしていこうと今は思っています。そして、同窓生として仲間関係は続けていきたいと思っています。

そんな会社づくりのために、スタッフ一人一人の人生設計を応援できるしくみを作り、そのための自分の活かし方になってもらえたらと思っています。

自分で自分を活かせるようになれたら、生きにくさも解消すると思います。かく言う私自身も、自分で自分を活かせるようになっていこうと思います。


「私はどんな乗り物なのか」


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