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33_ゲストスピーカーとのセッション体験② 【山の日本語学校物語】

第32回「ゲストスピーカーとのセッション体験①」では、オリエンテーションとして行った「セッション体験」の準備のプロセスについて書きました。「聞く」活動を主体的に行うにはどうすればよいのかを考え、大学生との交流会という場を設定しました。

今回は、交流会の当日とその振り返りの様子についてまとめたいと思います。


「山の日本語学校物語」では、PBL(Project-Based Learning:プロジェクト型学習)を通して、ITエンジニアがどのように言語を学び、専門性を身につけていったのか。また、語学を専門とする日本語学校が、どのような組織として、専門領域や地域社会と結びついていったのか。さらには、そこでの教師の役割などを当時の記録をもとに探究しています。

これまでのプロジェクトについては、以下のマガジンで連載しています。


ではでは、第33回のスタートです。

交流会当日

交流会は、前回の記事で書いた準備の日から土日を挟んで月曜日に行われました。「meetup形式で交流したい」と学生から希望が出たため、学生主導で交流活動をしてもらうことにしました。しかし、そのための準備の時間が全く取れないまま、当日を迎えています。しかも、この日の授業担当は、小峰先生で、私は交流会に顔すら出していません。なんたる無責任。

ということで、当日の様子を、小峰先生の授業記録をもとに、簡単に説明したいと思います。

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