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返信の早さ

人生初のタイヤパンクをポジティブにとらえた高司です。

さて、今日は「返信の早さ」について考えていきます。

もうタイトルにある通りなのですが、返信を早くする時とそうでない時を切り分けることが大切なんだなという内容です。

【▼西川先生の場合】
西川先生の引用です。

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古典落語に「試し酒」という演目があります。故柳家小さんが得意とした演目です。内容をもの凄く簡単に説明します。5升の酒を飲めるかどうかで賭けをすることになったのです。主人公は「一寸待ってくれ」と言って、外に行きます。しばらくしたら戻ってきました。その後、5升の酒を飲み干したのです。賭に負けた人が「5升の酒を飲み干せる秘訣を教えて欲しい。きっと、外に出かけたときに何かをしたんだろう」と聞かれたのです。賭に勝った人は「酒が好きで呑んでいるが、さすがに5升一気に飲んだことがないので、酒屋に行って5升を呑んできたんだ」というのが落ちなのです。つまり、5升どころか10升、つまり一斗の酒を飲んだのです。2Lのペットボトル5本を呑んだのです。
 長い前置きですが、これって私に似ているのです。
 出版社から執筆の依頼が来るとき、その諾否の返答を求められ、2、3ヶ月先の締め切りが提示されます。しかし、それを書けるか書けないかが分からないのです。そこで、とにかく書きます。1年間の雑誌連載ならば1日、本ならば3日から1週間で書き上げます。書き上げてから、依頼者に「これでいいなら、お受けします」と返信するのです。
 私と仕事の付き合いのある方だったらお分かりですが、メールの返信は「即」です。しかし、この手の仕事の場合、書き終わるまで返信しません。受信したら、即「検討します」のレスをすべきなのですが、結果を出してから返答したい気持ちが強いのです。
 近々、ある本の原稿を書き上げました。依頼する編集者に初稿を送りました。昨日の夜、返信がありました。概ね認めていただいたのですが、後半の30ページはバッサリ切られました。そ私としては理由が納得できるので、速やかに納得しました。編集者の意見は基本的に正しいと信じています。私が拘るのは、私がお願いした共著者の原稿をバッサリ切られたときです。それは拒否します。人の道として。でも、それ以外は基本的に素直です。私はその編集者を信じているので、素直に従います。しかし、朱筆をいただいた部分に対応するには数日必要です。

 今は、何でも書けます。ようは何をどのようにかけという指示があれば。だから、編集者の指示のもとマシーンになっていました。

 夕方に「先生のお気に障ることをしたのでは?」というメールが届きました。

 私は「え?」と思いました。私は基本的に怒りません。それは長い付き合いの編集者も分かっているはずです。何でだろう?と思いました。分かりました。私はメールでの連絡に対して秒速で返答します。でも、そうでないと、私が怒っているのだろうと想像させるのでしょう。申し訳ないと思います。

 執筆に入ると、とにかく書くことに集中するので、これは直せません。でも、こまったな。

 とにもかくにも、本を書くことは楽しい。

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早く返すこと、そうでなくては結果を出して返信する。
んー。

まずは早く返すことは実行していきます。


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