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大学聴講生としての10年間

大学の聴講生となったのは、ちょうど10年前の2012年でした。
1970年から勤めていた会社を退職して、転職した機会に週3日勤務して週2日は聴講生として大学に通うことにしました。
大学は自宅から自転車で10分少しくらいのところにあります。
選択した科目は3科目程度でした。
通学当時のワクワク感は今でも強烈に蘇ります。
それまでは会社という空間に42年間閉じ込められていました。
まさにわたしにとっては異次元の世界でした。
たしかに22歳までは学生だったわけですが、すっかりその印象ははげ落ちてしまい、グレーのスーツを着た生活を長年続けていたのですから当然のことでした。
何よりも自分の年齢が65歳だということです。
学校で机を並べている人たちは、20歳前後です。
若い人たちの中にいてその顔や声を聞いていると、なぜかとても気分が良くなるのです。
この感覚はどう表現したら良いのでしょうか。

ここ2年間は大学の教室で講義を聴く機会はありませんでしたが、今春からは大学の方針として対面の講義を基本とすることとなりました。
毎日専業主夫で忙しいわたしには、オンラインによる受講が逆にありがたい状況もありました。
わたしの選択した科目も対面講義となっておりますので、若い人たちと一緒に講義を受けることになり本来は楽しいはずなのですが、このコロナ禍で自分の年齢を考えると躊躇せざるを得ません。
そうしたことで大学が正常に戻ることは喜ばしいことなのですが、自分自身は大学に行くことを自粛しています。
後期の講義が始まる9月中旬以降にコロナ感染者が相当程度減少していれば、通学を再開して心から安心して講義を受けることができるものと期待しています。

大学聴講生に関係するnote記事を以下に掲げますので、興味のある方は覗いてみてください。



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