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(詩) 缶蹴り遊びは終わらない

蹴られた缶

中天高く上がる

子どもたちは隠れる

缶は空に吸い込まれるように

消えた

というより見えなくなった

缶からは子どもたちみんなが

見える

公園の木の陰や繁みに

隠れている

オ二は困った

缶が消えたから

「見っけ」できない

オロオロとするばかり

ただただ時が過ぎてゆく

そして缶蹴り遊びは永久に

終わらない

缶は宙に止まって

下界を見下ろしている


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