なぜか陽水

いま井上陽水が熱い。私の中で
たまたまYouTubeで井上陽水さんのライブ映像が期間限定公開されてて、久しぶりに聞いたんよ
Make Up Shadowってやつ。何年振りかに聞いて、ああいいなーと思って
アマプラでも聞けるんでずっと聞いている。仕事中も割と
便利なもんだなー、我が家は母が収集したレコードがわんさかあったからCDもたんまり聞けたし、そうじゃなければレンタル、中古、お小遣いがあれば新品も買って聞いてたのが
今じゃアマゾンプライムだもんな。アンリミテッドは入ってないけど…ああいうNHKオンデマンドみてえなやり口は好かんな。ビンボー人は黙ってろってことなんだろうけど

で井上陽水さんだよ
高校生ぐらいの時に一時期ハマって、色々聞いてた。その時もアルバムでいうと氷の世界が好きだったな。けど、よくわからんまんま聞いてたし、それでも十分よかったから売れてる人ってのは凄いな
少年時代とかアジアの純真とか、あの時分は井上陽水さんの何度目かの全盛期だったんだろうな。コマーシャルも、歌番組も、よく見たもん
そっから紆余曲折あって今んなってまたハマったのが50周年記念ライブの映像だったから、また凄いな
確かに50年もやってれば年齢を重ねるどころか、もうなんか一種の境地に達してそうなもんで。声や動きだけじゃないナニカを感じたのかも知れんね
音楽的な素養や知見があるわけじゃないから難しいことはわからんけど、昔いいなーと思ってた歌手のアルバムを久しぶりに引っ張り出して聞いている、の令和バージョンってことだな
氷の世界は良いねー、アルバム全体もだけど、あの曲もいいよね。どうかしてて
殊更なにかを暗喩したり、直言したり、もっと言えばモチーフを楽曲で表現しなくても、あれはもうあれで十分どうかしてて、それが超メジャー歌手のメジャーな楽曲として認知されてるってのが面白いじゃん

似たようなとこでいうとTHE YELLOW MONKEYの天国旅行とかそうじゃないかなあ

素人の音楽レビューほどうすら寒いものはないのであんまりクダクダ言わないけど、暗かったりどうかしてたり、意味わかんない歌詞だったりするのが
今の疲れて萎縮している心と脳みそには、案外ちょうど良かったのかもしれない
こう、胃もたれしてラーメンや肉類が受け付けない時に、ダシの利いたあったかいおうどん食べたら美味しさが五臓六腑に染みちゃった、みたいな。ノベルアッププラス向けの例え

ちなみに、実は先月の末には沢田研二さんが再燃してて、コバルトの季節の中で、をヘビーローテーションしていた。秋晴れが気持ちよくて、でも物悲しかったからだなきっと

沢田研二さんや井上陽水さんの歌を聴いて
石坂浩二さんや草刈正雄さんの出てる市川崑監督の映画を見て
昭和をネットで感じてるんだねえこれは
おもしろいね
まあ、映画館行ったりレコード買いに行ったり、全然出来ないんだけどな
豊かなんだかビンボったらしいのか、よーわからん
このクソ疲れてる心身でそんなこと言い始めるとまた鬱になるんで、あまり深く考えないことにしよう。あっ、家の外で誰かリンゴ売ってるわ、ちょっと買ってくる
リバーサイドホテルで食うんだ