君の窓に冬が来るよ

真夜中の交差点
電気仕掛けの小鳥が
ピヨピヨ鳴いてる
誰も居ない交差点
電気仕掛けのカッコウ
ひとりで鳴いてる

影が伸びて
風が吹いて
冬が来たよ
僕の街に

真っ暗な交差点
電気仕掛けの小鳥が
信号機の中で泣いてる
誰のための交差点
電気仕掛けのカッコーの巣の上で
ひとり泣いてる

影が消えて
風が冷えて
冬が来るよ
君の窓に

まるで忘れられた海の底で
夜空を見上げてるような
あぶくがひとつ浮かんで
星になって消えていくかな

影が伸びて
風が吹いて
冬が来たよ
僕の街に
冬が来るよ
君の窓に


真夜中、知らない町の、だーーれも居ない交差点で信号待ちすんの
意外とスキ
冬の始まりぐらいの時期に、こういう時間、そんな瞬間があったなー
と、思い出したことから書いてみました

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