夏過追雨

光の混じった曇り空から
夏が追いかけてくるように
パラパラと
やがて土砂降りの雨が降り出した
夏が名残惜しむように
バックミラーの向こうが霞んでしまうほどの
土砂降りの雨が降り続く
冷たい風が運ぶのは
夏の向こうに消えた日々

どうしてこんなことしてるのか
汗でダラダラベタベタの
自問自答
どうしてこんなことになったか
眩暈と迷いと後悔の
自問自答

光の差し込む曇り空まで
手を伸ばしてみたけれど
バラバラの
そして消えかけのジグソーパズルに
手を触れてみたけれど
拾い集めた瞬間に消える
冷たい風に運ばれて
夏の記憶が飛んで行く

如何やって生きていたかったのか
汗がダラダラベタベタの
自縄自縛
如何にもこうにもならなくて
汗臭いTシャツが
自業自得

よく笑いよく歌いよく食べた日々
毎日が何とでもなったし、何とかなってた
そのツケを
まとめて支払う夏が来た
なかなか終わらぬ夏だった
このツケを
まとめて払える夏よ来い
なかなか終わらぬ夏ならば
なかなか終わらぬツケならば


転職に失敗し続け、とうとう一番やりたくなくてつまらない仕事をするようになりました。でもお給料は、悲しいかな前の楽しくも厳しい仕事より断然多かったです。それでも安いですけど、全然
そんなボンヤリとした自分への、叱咤にもならない
なーーにやってんだかなあ、バカだなあ。お前は
といったような、空に浮かべた言葉たちです

タイトルの読み方は、自分でも決めていません
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