見出し画像

共に旅立った70年のパートナーシップに学ぶこと

おじいちゃんとおばあちゃんが一緒に旅立った

先月、私のおばあちゃんが91歳で旅立った。そしてその1ヶ月後の昨日、おじいちゃんが90歳で旅立った。

人生100年時代とはいうけれど、私は90歳はもう大往生だと思う。おじいちゃんもおばあちゃんもこの時代を必死で生き抜いたし、もう悔いはないよねと思う。

それにしても驚くべきはこのタイミング。

わずか1ヶ月で2人はまた一緒になった。

本当にすごい。よく仲良しの夫婦は一緒に旅立つと聞いたことがあるけれど、それにしても本当に1ヶ月だった。でも実はもう予感はしていた。先月おばあちゃんのお葬式に行った帰り、おじいちゃんの様子を見に行って、あぁおじいちゃんはもう本当に死期が迫っているんだなと一目でわかった。

誰が見てももう長くないとわかった。意識はあるし、こっちが話しかけたら答えられることは答えられるけど、寝たきりで目をつむったまま、、わずかに口を動かす程度。確実にお迎えが来ているなとそう感じた。でも何より驚いたのは、その2ヶ月前まではおじいちゃんはピンピンしていたということ。

おじいちゃんが具合が悪くなったのは、おばあちゃんが最期に入院した時だったそう。きっとおじいちゃんは確信していたはず。もう次は生きて帰ってくることはないだろうと。

一緒に過ごした70年はどんな時間だったろう?

おじいちゃんとおばあちゃんは19歳と20歳という若さで結婚したのだと母から聞いた。あまりにも若すぎる。

70年前、1952年。昭和27年。想像するだけでゾッとする。あまりにも便利なモノに囲まれ過ぎて幸せボケしている私には想像もつかない時代だ。

画像1

たまたまネットで拾った1952年の写真。この時代に生きていたおじいちゃんとおばあちゃん。この時代に一緒に生きようと決めて結婚したおじいちゃんとおばあちゃんは、1952年からパートナーとして70年連れ添った。

聞いてみたいことがたくさん出てきた

どんな時に楽しいって思ったのだろう?

どんな時にあなたがいてくれて良かったって感じたんだろう?

おじいちゃんの好きなところはどんなとこだった?

おばあちゃんの好きなところは?

一緒にいて一番幸せだったことは?

夫婦ってなんだと思う?

一緒に70年連れ添うってどういうこと?

もう聞くことはできないけれど

一つ、連れ添う人をとことん愛しなさい。あなたが愛すのよ。

そう言われている気がする。わずか1ヶ月で共に旅立ったおじいちゃんとおばあちゃんから学ぶことは、

愛しなさい。

愛せよ。人生において良きものはそれのみである。だね!

おじいちゃん、おばあちゃん。

そっちで見守っててね!

私と、私が関わる独身女性たちがより幸せに生きていけるように。

そっちでも仲良くしてね!また話しをしに行くからね!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?