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UniFi Dream Router導入記(9)

UDRを導入して1週間ほどが経過した。ここまで振り返って感想をまとめてみたい。


Wifi6に対応した。

無線LANアクセスポイントとして今回、Wifi6が使えるようになった。ノートPCやiPadなどWifi6に対応した端末が増えてきたため、それらの端末はすべてWifi6で接続できるようになった。
スループットが向上したかどうかの体感はあまり感じられないが、もはやWifi6は一般家庭でも標準と言って良いだろう。そのうちWifi7が主流になってくる今現在、ようやく「逸般の誤家庭」ではなくなってきている。
また、隣近所界隈では5GHz帯の電波が比較的少ないので混線の心配もほとんどない。

スループットは実測で少し向上した

実測ベースでUDR導入前と比較し平均で100Mbpsほどスループットは向上している。とはいえ、あまり体感で速くなったとは感じられない。インターネット回線を10GbEに交換し端末も10GbEで接続できるようにならないと、実感値では感じられないものと思う。
むしろ、端末数が増えてくるに従い同時接続数の余裕が効いてくると思われる。

ネットワーク知識の習得に少し役立つ

製品の位置づけとして、本格的な業務用と一般家庭向けの民生用とのちょうど中間くらいの位置づけにあるので、VLANが使えたり、IPS/IDSのような必要最低限のセキュリティ機能が使えたり、ネットワークの監視が視覚化され、こまかな制御ができるようになったりと、ネットワーク関係の知識習得に少し踏み込んだ使い方を習得できること。

かさばらず邪魔にならないデザイン

いかにも「ルーター」というのではなく、インテリアに自然になじむデザインで好感が持てること。
消費電力も少ないし、外観から想像しにくい豊富な機能が充実している。
一般の民生用ルーターと比較して少し値段は高めだが、最近の高性能ルーターも決して安いとはいえない。

どんな人に向いているのか

普通なら、バッファローやNECなど国産メーカーで十分だと思われる。では、あえてUDRはどんな人が向いているのか私見としてまとめると、

  1. 端末が増えてきた、増える見込みがある人

  2. Wifi6を導入したい人

  3. リモートワーク比率が高く、VLANなどで家庭内ネットワークを分離しセキュリティ強度を高めたい人

  4. ネットワークに少し興味がある人、現行知識を深めたい人

  5. ネットワークカメラの導入で防犯対策をしたい人

  6. 店舗など小規模な事業所でネットワークを導入する人

こんな感じだろうか。同社の製品ラインナップは多く、さまざまな拡張性がある、その割に小規模事業者の業務用途のルーターとしては十分活用できるだろう。
次回は連載10回目となるが、今後の拡張などについて少し構想をまとめてみたい。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

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Osamu Arakawa
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