轟音。そして年末のご挨拶

バンドが終わる時というのは途轍もないエネルギーが発生するのかもしれない。それは超新星のようだと思う。

超新星とは、星の寿命が尽きて起こる大爆発のこと。

12/28のSUNNY CAR WASH解散ライブ。まさにそういう瞬間に立ち会ってきた。

こんなに爆音なのか、というのが最初の感想。今まで数多くのライブに行ってきたけれどここまで脳が揺らされるような轟音は初めてな気がする。

特にウネくんのドラムはandymori初期の後藤大樹を彷彿とさせた。

身体のコンディションが悪ければ卒倒していたと思う。実際に倒れて運ばれていく人もいた。

でも彼らの演奏を最後に観れて本当によかった。


サニカー1


バンドが解散しても曲は残り続けて、誰かの心に風を吹かせるのだろう。それはとても美しいことだと思う。

持ち曲が少ないからなのだろうけどアンコールで同じ曲を演奏するというのは新鮮だった。本編最後が「ティーンエイジブルース」でアンコール最後が「カーステレオ」だったのも良かった。どちらも好きな曲。


今年の音楽体験を振り返ってみると、折坂悠太とカネコアヤノを聴きまくった一年だったと思う。サブスクの再生時間もこの2人が頭抜けていた。

特に下半期は折坂悠太の『心理』をひたすら聴いていた。重奏のライブも素晴らしかった。

アルバムリリース時のコメントに「何かに例えることができない。このアルバムは、簡単な物語に消化される事を拒んでいます。」とある。決して安易なメッセージでない切実な問いを心に訴えかけてくる彼の表現にどれだけ救われたか分からない。

そして出来るならば自分もそんな表現をしたいと思う。




今日は大晦日。僕は一人で年を越します。

部屋の片付けと掃除をしなければ。夜は紅白を見て、蕎麦を食べます。


皆様どうか良いお年を!

いつも読んでくれるあなたに感謝しています。


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Furuyama
読んでくださり、ありがとうございました。 今後より充実したものを目指していきます。