DWEディズニー英語システムを知ったきっかけ、そして第一印象

DWEを知ったきっかけ

我が家は2021年末に子どもが産まれた。DWEを知ったのは8ヶ月のころである。
妻が興味を持っていたこと、説明を聞いた人がもらえる特典のおもちゃが欲しかったことで、とりあえず説明を聞くことにした。
私もDWEの存在を知っていたし、値段が高額であることも噂で知っていた。ざっくり100万円という認識であったため、そんな高額な買い物をするつもりはない、と事前に妻には伝えていた。妻は「私も同じ。だから、私を引き止めてほしい。だからそのためにも一緒に説明を聞いて。情報量が違うと、二人の会話が成立しないから」と言った。

両者の情報量が違うと重要な会議や相談で困ることは多い。たとえば業務効率化のための新しいITシステムの提案を受けた担当者が、デモンストレーションを見て素晴らしいものだと感じたとする。「たしかにこれで業務時間が半分になるかもしれない!最初は半信半疑だったが、これは画期的な技術が使われていて、不可能を可能にしている!是非我が社でも導入したい」と感動したようなケース。この担当者は上司にそのことを話しても、多くの上司は「そんなわけねーだろ」と聞く耳を持たなかったり、単純にイメージがわかないからなんとも言えない、分からないというだろう。だから担当者は「ぜひ上司のいる場でもう一度デモンストレーションをやっていただきたい」という。

ちょうど今30代から40代の人の多くが体験した「自分の親にスマホを使わせる」時と似ているかもしれない。スマホは買ったけれども頑なにEメールを送ってくる親に対して「LINEのほうが便利で楽しいよ」と伝えても、それを理解してもらう難しさもあっただろう。人は自分が見聞きしたり、経験したほうが情報として得るものが大きい。情報量の違う二人で会話をしても
子「LINEのほうが便利だよ!」
親「(メールでいいじゃん)うーん、難しそうだしね」
という会話で、平行線のままになる。

DWEに対する事前の理解

DWEとは何なのか。恐らくDWEという言葉はDisney World of Englishの頭文字を取ったものと思われるが、公式にはあまりそういう表記は見当たらない。公式で出している正式名称はディズニー英語システムである。
私は昔知人から聞いた話を勝手に解釈し「ディズニーの映画を使って英語を学ぶ教材。ディズニー英語は綺麗なので、動画を使って学ぶもの」と認識していた。これは、一部は合っているが、全然違っていることに、後に気づく。

ディズニー英語システムの第一印象

それまでの認識から私は「Disney+ というサブスクがある現在において、100万円もする教材を買うのは馬鹿げている」と信じていた。我が家では、もう6年以上毎日オンラインイングリッシュをやっていて、英語が話せる。私は高校までは英語の成績は良かったが、エスカレーターで大学受験をしなかったため、普通の人よりボキャブラリーは少なく、海外旅行では身振り手振りでなんとか押し切るタイプだ。「英語レベル」を聞かれて、見栄を貼って日常会話レベルにチェックをつけるかどうか迷うタイプである。
話がそれだが、妻が英語を話せること、私も文法は分かるので、それであればDisney+や他の教材を有効活用することで話せるようになる確率は高いし、100万円も払うのは馬鹿げていると思っていた。

ディズニー英語システムという"系"

しかし私の認識は随分とズレていた。まず、教材は動画ではない。正確に言うと、本が教材であって、動画は副教材という立ち位置らしい。動画だけでもBlu-ray何十本とあり、動画教材のように感じる。しかし、ディズニー英語システムはSystemである。Systemとは何か。改めて辞書を開くと、このように書いてある。

システムとは、複数の要素が体系的に構成され、相互に影響しながら、全体として一定の機能を果たす何物かのことである。

Weblio国語辞典

日本語ではsystemは「系」といい、太陽系(Solar System)や生態系(Ecosystem)などがわかりやすい例だ。光合成などによって無機物から有機物を生み出す者、それらを食べる者、食べられたものを分解する者、などが連動しながら自然界は成り立っている。

  • 本で学ぶ

  • 本で学んだ内容を、動画で耳と目で学ぶ。

  • タッチペンを使ってクイズで考える

  • 遊びながら使える単語カードも本や動画と連動している

これはデモンストレーションを見てわかったが、たしかに連動している。挨拶ひとつとっても、テキストの内容だけでなく、ディズニー映画でたくさん出てくる挨拶のシーンをまとめて収録された動画でいろんな挨拶を学べ、それらは単語カードや色んなところに散りばめられている。これは一つ、なるほどなと思ったポイントである。そうやって散りばめられた点と点が自然につながる、というのは子供の脳にとっては自然なことである。その点について、非常に良いなと感じた。

そして何より、子供が遊びながら学び続けられるだろうと感じたこと。仕組みとしては本当によくできていて、実際は本人の好みにもよるから絶対ではないが、たしかに飽きずに毎日続けられそうな気がする、と感じることができた。少なくとも「BETしてみよう」と思う程度には。

教材としてのクオリティは凄まじく高い

文科省が太っ腹を見せて一括購入して、全子育て世帯に配れば日本人の英語嫌いは極端に減りそう。そう思ったほどだ。私が文科相や首相なら本気で検討を始めさせたかもしれない。
教材としてのクオリティは高く、「これなら日本にいながらバイリンガル脳になれる」なと思った。私みたいに「頭の中で一度翻訳して」などとする必要がないようにしてあげたい。
日本に住んでいるアメリカ人が、自分の子供のため購入するという話も納得感がある。日本にいると英語に触れる機会が少ないから、良質な英語に触れる時間を増やすために購入する人が一定いるのだそう。
インスタやYou Tubeを見ていても、留学経験のない日本人がDWEでネイティブの発音になっている動画をよく見る。当然生存者バイアスがかなりきつくかかっているが、それでもやり続けられればこれほどまでになるのか、と感心するし、DWEにはそのポテンシャルが十分あると感じた。

実はコスパは悪くない?10歳まで続けるものであること

私の親友に「5歳までイギリスに住んでいて、それまでは英語がペラペラだったけど小6ではもう何も覚えていない」という人間がいる。もちろん繊細的に耳が鍛えられていたりするだろうが、小6で本人が何も覚えていないといったのは事実だ。親としては、せっかくやるなら学校で英語の授業が始まる頃にもばっちり英語の教育が生きていてほしいと思う。もちろん小学校に入るとたくさんの趣味もでき、友達付き合いも広がるから強制はしない。が、コンセプトとして「大体10歳くらいまで続けていただくことを前提に設計されています」という話は嬉しかった。100万円も10年の減価償却費として考えることができる。すると年間10万円なら、コスパも悪くはないように思う。続けられれば、ね。

結び

おそらく妻に同席していなければ、今でも「Disney +で良いだろう」と思っていたと思う。
その後の私の苦悩についてはまた別の記事を書くことにする。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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