2023年4月30日

また、古本屋さんに行きました。昨日も行ったのに。

とはいえ、本は1冊しか買っていません。安心してね。買った本は笠井潔『熾天使の夏』(創元推理文庫、2008年[講談社、1997年])。これは哲学と本格ミステリを融合した〈矢吹駆シリーズ〉のうちの1作。刊行順で言えば5作目なのだが、位置付け的には第ゼロ作。つまり、1作目よりも時系列的には前だし、レギュラーキャラクターも主人公・矢吹駆しか登場しないらしいのです。この本はもう版元品切れで、新刊書店では手に入らないのでした。

本は1冊しか買っていないけれど、CDは買いました。二つも。厳密には三つだけど。一つは、くるりのベストアルバム『ベスト オブ くるり TOWER OF MUSIC LOVER』(ビクター・エンターテインメント、2006年)、500円。ディスクが3枚。ケースや歌詞カードには、くるりの故郷である京都の風景。市営バス43番、堀川通り小柳の歩道橋、四条烏丸の交差点、堀川紫明の交差点、北山通りのファミレス、鴨川デルタ、上賀茂神社前、同志社今出川キャンパス、京都市役所、錦市場、叡山電車修学院駅、国際会館、京都タワー。そして彼ら自身の写真が沢山載っているカード。何を隠そう、私が今暮らしているのが京都なのです。ぼくにとってのくるりと京都については、また今度。

もう一つは坂本龍一『BTTB』と『ウラBTTB』(ワーナーミュージック・ジャパン、1999年)。これは2枚で1500円。ちょっと痛い出費だけれど、目立つように置かれていて、時期的にもタイムリーだから、いま買わないと買われてしまう。買ってよかったかも。『BTTB』は好きなアルバムです。どちらかというとソロデビューアルバム『千のナイフ』(日本コロムビア、1978年)や『音楽図鑑』(ミディレコード、1984年)、『async』(commons、2017年)の方が好きだけれど、なんといっても『BTTB』には「Tong Poo」が入っている。オリジナルの、YMO「東風」も好きだけれど、やっぱりピアノ単体は素敵だからね。

ぼくにとって、くるりと坂本龍一は重要なミュージシャンなのです。ちなみに言うと、小沢健二やキリンジも、同じくらい重要です。この話はまた今度。

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