あんな世の中になったらなぁって思った話。~交換留学日記♯54~
残りの欧州滞在日数は12日となりました。本当にあっという間だったなぁ。今まで未練たらたらでしたが、友達がどんどん帰国したり、フローニンゲンから離れる様子を見ると日本に帰りたいと少しずつ思うようになりました。
そろそろ、留学のしくじり話を書いてもいいかなって思う時期となりました。辛かった、苦しかったことが段々と面白おかしく感じるようになりました。なんでなんでしょうね?心理学勉強したいなぁ!
こんちゃ!今回もよろしくお願いします!
今回はポルトガル旅行中にふと思ったことについて書きたいと思います!
もう1ヶ月前なんですね。
このオランダ留学は僕の人生において最大瞬間風速であることは間違いないです(笑)
前にも話した通り、クラスメートのクリスマス帰省に合わせてリスボンへ旅行しました!当初は市街とシントラやロカ岬に行く予定でしたが、まさかの悪天候で断念しました、、また数年後すぐリベンジしたいと思います!!
その代わりにリスボン市内にある水族館に行ってきました!僕は小さいころから水族館が好きで、地元のアクアマリンふくしまや隣県の新潟県にあるまりんぴあ日本海、仙台うみの杜水族館、美ら海水族館、大阪海遊館、八景島シーパラダイスなどたくさんの所に行きました!
とりわけ今回は大西洋に面するリスボンの水族館だったので、不幸中の幸いというか、怪我の功名というかとてもラッキーでした!!!
ペンギンやアザラシ等は勿論愛らしくて好きなんですけど、昔からとりわけ好きなのは、大きな水槽でサメや小魚などが一緒に展示されているエリアです!その理由はより野生感があって、実際の海の仕組みについて見られるからです。
小さい頃はサメだ~!ニモだ~!なんて言って興奮してましたが、歳を重ねると考えって変わるもんなんですね。まず思ったことは、
「何でサメは襲わないのかな?」
「食物連鎖というものはないのか?」
と純粋な心というより、あらゆることに疑問を持ち始めました。
もしかしたら、スピルバーグ監督の「JAWS」を3周したから、サメ=恐ろしい生き物なんて思っているかもしれませんが。笑
そこで調べてみると、「サメと言えど、十分な食料がある限り襲いはしない」という旨の知見と出会いました。その瞬間、あることを思いました。
「人間界もこんな世の中になったらなぁ」
恐らく日本にいる限り、こんなことは思わなかったでしょう。ただ、ヨーロッパに来て、多くの人種や民族、宗教や思想の方と沢山出会いました。そして20世紀前半に行われた日本のアジア支配、所謂「大東亜共栄圏構想」やロシア革命、ルーマニア革命、ルワンダ大虐殺、など歴史的な悲劇についてYouTubeを中心に見ることが増えました。
それまではラジオやmakihikaチャンネル、野球の動画ばかりでしたが、最近は明らかにホーム画面のサジェスチョンが様変わりしました。
特にクラスメートにルワンダ出身の方がいて、国について調べようとしたら、「ルワンダ 大虐殺」と出てきてすごく惨めな思いをしたこともありました。
今までは昔に起きた怖ろしい出来事は目を背けてきました。帰国直前になって、僕の尊敬する先輩が「アウシュヴィッツは人として1度は行くべき」と熱弁されてた意味が分かった気がします。世界情勢で行くのは止めましたが、、
話を戻します。水族館みたいな世の中、すなわち異なる人種や考えを持った人たちが争うことなく共生する世の中、そんな世界に生まれ変わって欲しいということです。
ヨーロッパでウクライナ、ロシアの方両国の方と実際に話した経験があります。特にロシアの方は話題になっている兵役を逃れるために欧州へ逃避行してきたと言っていました。
でも、本当に気さくな方で、何度も何度も言ってますが、「世界には素敵な方で溢れている」と確信した瞬間でした。
お花畑みたいな考え方は百も承知です。でも、人類は欲張った結果沢山の人が血を流してきた歴史を何度も何度も繰り返しています。時代が違えど、あらゆる戦の目的は資源や主権の獲得であることに変わりません。
このような状態が続けばあと地球が何年続くかはわからないですよね。
何万年も積み上げてきた歴史をこんな浅はかな争いで滅ぼしてはならない。そう思いませんか?ワンピースの言葉を引用すると、マリンフォードで海軍のコビーが言った「命が勿体ない」が当てはまるのではないかな?
僕は、言語の違いなどによるコミュニケーション不足でお互いをよくわかっていないことが諸悪の根源かと思います。伝わらないことが本当にもったいない。言語なんて1個でいいのになんて何度も何度も思ったことです。
行動すれば、未来は変わる。だからまずは僕はこの考えをフォロワー数十名の小さなアカウントから発信してみたいと思う。同じような考えを持った人がいると嬉しいなぁ!
Have a nice day!!!
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